津浪(つなみ)環流丘陵(かんりゅうきゅうりょう)

太田川は加計〜可部間(かべかん)で古生(そう)を深く(きざ)んで蛇行(だこう)しています。加計町津浪地区付近(かけちょうつなみちくふきん)では古くはΩ型の流路を形成していましたが、曲流部分に対して直線的に岩盤(がんばん)侵食(しんしょく)する力が強く、結果として曲流部を残し直線状(ちょくせんじょう)の流路を形成しました。この曲流部の内側に取り残された地形を環流丘陵(かんりゅうきゅうりょう)()び、太田川との比高(ひこう)が約300mとなっています。周囲の古い川底には環状道路(かんじょうどうろ)が走っており国道191号とつながっています。