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7月26日、沖の鳥島の北海上で発生した台風第5号は、27日11時頃大隅半島に上陸後北東進し、27日17時半頃山口県徳山市付近に再上陸した後、28日には日本海に進んだ。28日、沖縄の南方海上で発生した台風第6号は、発達しながら沖縄本島の東海上を北上し、30日00時前に長崎市付近に上陸した。その後、対馬海峡を経て日本海に進んだ。この2つの台風による期間降水量は、旭丸(徳島県神山町)で966mm、本川(高知県本川村)で809mm、見立(宮崎県日之影町)で800mmとなるなど、九州、四国、中国地方の西部で大雨となった。このため、大分、山口、宮崎県などで土砂災害などが発生した。 |
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(資料参照/『災害をもたらした気象事例(平成元年〜本年)>台風第5、6号』他より /気象庁ホ−ムペ−ジ他資料) |
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平成5年7月27日、西日本に上陸した台風5号は、広島県山県郡戸河内町南西部と筒賀村西部にある鍋山を中心に半径5kmの範囲において局地的に1時間47mm、連続雨量236mmの豪雨をもたらした。 |
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この地域では、2年前の平成3年に、広島県における観測史上最大の風速を記録した台風19号により発生した風倒木が山肌を覆っていた。このため、いたるところで山腹が崩壊し、倒木の混在した土石流(流出土砂85,000m3,流木4,000m3)が流下し、戸河内町では、田吹川及びその支川の田地谷川、鍋山谷川、砂ヶ谷川、筒賀村では、大歳谷川、市奥谷川、鷹ノ巣川などで公共施設、人家、耕地などに大きな被害を与えた。 |
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(資料参照/『過去の主な土砂災害 平成5年台風5号』より/土砂災害ポ−タル広島/広島県) |