2005年(H17年)の水害
 2005年7月1日〜7月6日/梅雨前線による大雨
活動が活発な梅雨前線が1日から6日にかけて東北地方から九州地方へゆっくり南下したため、1〜3日には中国・四国地方を中心に大雨になり、日降水量は3日に柳井(山口県柳井市)で347mm、安下庄(山口県周防大島町)で332mm、獅子越峠(愛媛県内子町)で244mmを観測した。
  このため島根県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、島根県などで多数の住家浸水、道路損壊、電力障害(停電)が発生した。
  6月27日から7月4日にかけて朝鮮半島から本州付近に延びた梅雨前線の活動が活発となり、九州北部から東北地方の広い範囲で大雨となった。
  この豪雨により四国地方では7月3日から4日にかけ、愛媛県を中心に浸水被害が発生した。
  (資料参照/『災害をもたらした気象事例(平成元年〜本年)>梅雨前線による大雨』他より
/気象庁ホ−ムペ−ジ他資料)
主な被害地域  香川県・愛媛県 人的被害(名) 死者    1
住宅等被害(棟) 家屋全壊    2 負傷者    0
家屋半壊    1 行方不明    1
一部損壊    1 環境等被害(箇所) 崖崩れ    −
床上浸水   20 橋梁流出    −
床下浸水  775 河川損壊    −
その他      その他    −
(資料参照/『平成17年7月1日からの梅雨前線による大雨の被害状況(第5報)』より
/平成17年7月5日 消防庁)
   
平成17年(2005年)7月1日〜7月6日の降水量記録(気象庁ホ−ムペ−ジより)
  愛媛県の様子
肱川支川小田川の出水状況、小田川と御祓川の合流点出水状況(写真右)【愛媛県内子町】
(写真/『水害レポ−ト2005』より/(社)日本河川協会)