1997年(H9年)の水害
 1997年7月1日〜7月17日/梅雨前線、低気圧による大雨
1日から17日にかけて梅雨前線が日本付近に停滞し、この期間九州から東北にかけて、各地で大雨となった。このうち、前線の活動が活発となった6日から13日にかけて、九州、中国、中部地方で激しい雨が降った。
  (資料参照/『災害をもたらした気象事例(平成元年〜本年)>梅雨前線、低気圧』他より
/気象庁ホ−ムペ−ジ他資料)
  梅雨前線が5日夜から日本海を南下し、7日から13日にかけて西日本付近に停滞した。前線に向かって太平洋高気圧の縁を沿うように暖かく湿った空気が流れ込んだため、前線の活動が活発となり、断続的に雨が降り続いた。特に13日には西日本を中心に大雨となった。6日から13日までの総降水量は広島県や和歌山県の一部で400mm を超えた。この大雨の影響で、島根県や広島県を中心に山・がけ崩れ(263か所)の被害が出た。
  (資料参照/『平成9年(1997年)7月6日〜7月13日梅雨前線による大雨、中国地方を中心に山・
がけ崩れ263か所』より/大阪管区気象台管内(近畿、中国、四国)における過去の気象災害)
主な被害地域  香川県・愛媛県 人的被害(名) 死者    0
住宅等被害(棟) 家屋全壊    0 負傷者    1
家屋半壊    0 行方不明    0
一部損壊    0 環境等被害(箇所) 崖崩れ    −
床上浸水    0 橋梁流出    −
床下浸水  174 河川損壊    −
その他      その他    −
(資料参照/『防災白書』より/内閣府)
   
平成9年(1997年)7月1日〜7月17日の降水量記録(気象庁ホ−ムペ−ジより)