1989年(H元年)の水害
 1989年7月24日〜8月7日/台風11、12、13号による大雨
7月24日から8月7日にかけて、台風第11号、第12号、第13号が相次いで日本に上陸、接近したため、全国的に大雨となった。
  フィリピンの東海上で発生した台風第11号は、発達しながら北上し、27日23時40分頃鹿児島県大隅半島南部に上陸した。その後、九州の西海上を北上し、朝鮮半島に進んだ。これにより、九州地方で暴風となった。日本の南海上で発生した台風第12号は、8月1日には沖永良部島の南東海上に達し、同海域で約1日間停滞した後、東シナ海を西北西に進み、4日には中国大陸に上陸した。この影響で南から暖かく湿った気流が入り、関東から九州にかけての広い範囲で大雨となった。南鳥島の南西海上で発生した台風第13号は、発達しながら北上し、6日15時頃、千葉県銚子市付近に上陸した。その後北西に進み、新潟県北部から日本海に進んだ。このため、関東から東北地方南部にかけて強風を観測した。
  (資料参照/『災害をもたらした気象事例(平成元年〜本年)>台風第11、12、13号』より
/気象庁ホ−ムペ−ジ資料)
   
平成元年(1989年)7月24日〜8月7日の降水量記録(気象庁ホ−ムペ−ジより)
台風11、13号の経路(気象庁発表台風経路図より)