よごれた都市の川をよみがえらせ、町づくりに活かすことはできるの?



 急速に都市化が進んだまちでは、水の流れがなく、しかも、ものすごく(よご)れた川を見かけることがあります。そのため、全国の多くの町で川や水辺を(じく)としたまちづくりの再考(さいこう)が試みられています。まずは市民ひとりひとりが、(よご)れた川の姿(すがた)についてじっくり考え、再生(さいせい)に向けての行動を起こすことが必要です。
 これから、川のもつ「環境調和(かんきょうちょうわ)」(たとえば、川が風のとおり道になったり、川岸の樹木(じゅもく)(ふく)めてヒートアイランド現象(げんしょう)緩和(かんわ)することなど)や「リラクゼーション」、「防災空間(ぼうさいくうかん)」、「イベントなどの場」としての役割(やくわり)をいかし、まちづくりのなかで川を位置づけていくことが重要です。