さいきん、川がかんきょうきょういくの場として見直されているのはなぜ?



 川は、(だれ)でも自然体験を手軽に親しめる場です。また、自然体験をとおして(わたし)たちの環境(かんきょう)について考えるための格好(かっこう)の場として見直されています。このため国土交通省では、NPO、ボランティア団体(だんたい)等の地域(ちいき)の方々と協力し子どもたちの水辺の遊び・学習を(ささ)えるために、自然環境(しぜんかんきょう)あふれる安全な水辺の創出(そうしゅつ)を進める「水辺の楽校プロジェクト」を平成8年度から実施(じっし)しています。
 

 一般(いっぱん)に自然を体験することは次のような効果(こうか)があるとされています。
  @自然体験の(ゆた)かな子どもは、日常生活(にちじょうせいかつ)でも自分のことは
   自分でできる。
  A変化を目で見て、耳で聞き、(はだ)()れるという体験から
   五感が養われる。
  B感受性(かんじゅせい)想像力(そうぞうりょく)に大きな影響(えいきょう)がある。
  C少々危険(しょうしょうきけん)なところでも日頃(ひごろ)から、普通(ふつう)に遊んでいるた
   め、自己防衛機能(じこぼうえいきのう)がきたえられる。
  D自然のいろいろな面を見ることで、環境問題(かんきょうもんだい)理解(りかい)
   きる。