水道水がカビくさくなるのはなぜ?


水道水にトリハロメタンが入るとき

水道水にトリハロメタンが入るとき

 かび(くさ)くなる原因(げんいん)は、富栄養化(ふえいようか)によって水中に異常繁殖(いじょうはんしょく)するプランクトンです。プランクトンがかび臭物質(しゅうぶっしつ)を体内で作るのです。
 かび臭物質(しゅうぶっしつ)は、水1リットルにわずか1億分の1グラム程度(ていど)(50mプールに耳かき1杯( ぱい)程度(ていど)(ふく)まれただけで、かび(くさ)臭味(しゅうみ)をつけてしまいます。
 しかし、最近の浄水場(じょうすいじょう)では、トリハロメタンや農薬などの微量有害物質対策(びりょうゆうがいぶっしつたいさく)とカビ臭対策(しゅうたいさく)をかねて、オゾン処理(しょり)+(生物)活性炭処理(かっせいたんしょり)を中心とする高度浄水処理施設(こうどじょうすいしょりしせつ)導入(どうにゅう)されていて、これによりカビ(しゅう)原因物質(げんいんぶっしつ)についてほぼ完全に分解(ぶんかい)除去(じょきょ)することが可能(かのう)となりました。