古く世界の4大文明は、いずれも
黄河
(
こうが
)
、インダス川、チグリス・ユーフラテス川、ナイル川といった
大河
(
たいが
)
のほとりで産声を上げています。
人間をふくめた生物が住んでいる大地の成り立ちを考えると、命のかてを生み出す
肥沃
(
ひよく
)
な大地は、川が山から運んだ
土砂
(
どしゃ
)
によって作られたものです。その土地をうるおしているのは川です。また、川は多くの生物がそこで生まれ、そこでくらしている場所でもあります。川はまさしく「母なる川」とよぶにふさわしいものなのです。