川はもともとどのようにながれていたの?



 水は高いところからひくいところへと流れます。山に()った雨は斜面(しゃめん)を流れ下り谷に行き着きます。谷に集まった水は川となって谷から平野へ、平野から海へと流れていきます。その流れは左右に曲がりくねり(蛇行(だこう))、途中(とちゅう)でほかの山々から流れてきた川とひとつになったり(合流)、ひとつの流れがいくつかに分かれたり(分流)することもあります。このように川は海にいたるまでの間、蛇行(だこう)や合流・分流を繰り返(く かえ)し、様々な表情(ひょうじょう)を見せて流れていますが、大 昔から今と同じ形で流れ続けていたのではありません。
 川を流れる水は、地表を流れて海にいたるまでに、地表に対していろいろな働きをして、地形のようすを変えていきます。
 川の働きには、浸食作用(しんしょくさよう)運搬作用(うんぱんさよう)・たい積作用があります。