川の水はこうぎょうせいさんにどのように役だっているの?



 昭和30年代以降(いこう)高度経済成長(こうどけいざいせいちょう)にともない工業はわが国の産業・経済(けいざい)の重要な部分を(にな)ってきました。一般(いっぱん)に工業生産には大量の水を必要とするため、「工業用水」は、わが国の経済成長(けいざいせいちょう)のなかで産業の血液(けつえき)として、ほかの資源(しげん)エネルギーとともに社会の基礎(きそ)(きず)いてきたといえます。
 工業生産の過程(かてい)で水は、「ボイラー用水」、「原料用水」、「製品処理用水(せいひんしょりようすい)」、「洗浄用水(せんじょうようすい)」、「冷却用水(れいきゃくようすい)」、「温調用水」など、きわめて広い範囲(はんい)で使用されています。