高さできまるせきとダム



 ダムと(せき)のもともとの区別は、堤防(ていぼう)(せっ)するものを(せき)、山に(せっ)するものをダムとしていました。また、(せき)は川の水位を制御(せいぎょ)しても水の量を調節することは少ないのに対して、ダムは水をためて積極的に水の量を調節するものとされていました。しかし、最近の(せき)は水の量を調節したり、下流の水の量を維持(いじ)したりする機能(きのう)を持つようになってきたため、高さで(せき)とダムを区別しています。河川法(かせんほう)という法律(ほうりつ)で、高さが15m以上のものはダムとし、15m未満ものを(せき)としています。