川や水にかんれんするしせつでちいきのシンボルとなっているもの



満濃池(まんのういけ)
 日本でも、古来よりかんがい用の溜池(ためいけ)ダムがつくられていました。 821年に空海によって修築(しゅうちく)されたといわれる香川県(かがわけん)満濃池(まんのういけ)ダムは、高さ32m、長さ155mで溜池(ためいけ)としては日本最大規模(さいだいきぼ)の大きさを(ほこ)っていて、10世紀以上たった現在(げんざい)でも貯水池として使用されています。
●玉川上水
 玉川上水は、徳川家康(とくがわいえやす)幕府(ばくふ)を開いてから50年後の承応(じょうおう)2年、西暦(せいれき)1653年につくられました。
安積疎水(あさかそすい)
 猪苗代湖(いなわしろこ)から山を(つらぬ)いて福島県安積地方に通水するため明治維新期(めいじいしんき)に作られたものです。
大河津分水路(おおこうづぶんすいろ)
 明治42年(1909)から大河津分水工事(おおこうづぶんすいこうじ)は、政府(せいふ)直轄工事(ちょっかつこうじ)として本格的(ほんかくてき)に始められ、13年の歳月(さいげつ)と、()べ1,000万人の人手を費やして、大正11年(1922)に通水しました。