どうして「太田川」って名前がついたの?



 いろいろな説がありますが、一説には約330年前の山県郡穴村(やまがたぐんあなむら)現在(げんざい)の加計町)の豪族(ごうぞく)上穴氏(本名:小田)が勢力(せいりょく)をもっており、船による物資(ぶっし)運搬(うんぱん)には、上穴氏の許可証(きょかしょう)がないと太田川に船を乗り入れることが出来ませんでした。こういった関係で、「大なる小田の川」と()ばれはじめ、それが(ちぢ)まり「大小田川」とよばれ、今日では「太田川」と()ばれるようになったのではないかと言われています。

                【出典:板倉利武氏の太田川今昔より】