せご



 (あし)、ガマの(くき)()んだ()に負う入れ物です。子供(こども)背負(せお)ったようにぴったり()についているので「背子(せご)」の名前がついたのではないかと言われています。酒とっくりや一升(いっしょう)(びん)を運ぶには最も安全で便利でした。また山仕事のときは(おけ)などにご飯をつめて運搬用具(うんぱんようぐ)として使われていました。山では、雨にぬれても水が中まで通らないし、木に吊しておくとアリなどが入らない便利な道具でした。