まきおいこ(まきおいこ)



 直径3cmくらいの()びのよいソヨゴ・ガマズミ・ネズなどの木で作られています。曲げる部分は火に当てて曲げ骨組(ほねぐ)みを作ります。この骨組(ほねぐ)みに細い藁縄(わらなわ)巻き付(ま つ)けています。巻負子(まきおいこ)運搬用具(うんぱんようぐ)として使われていました。おもに農家で堆肥(たいひ)を入れて水田やや畑に背負(せお)って運んでいました。
 巻負子(まきおいこ)による運搬(うんぱん)は農家の人には苦しい労働でした。今日では、この巻負子(まきおいこ)にかわって一輪車や運搬車(うんぱんしゃ)が使用されています。