船乗りのくらし



 自分の持ち船に乗っているのが船頭で、船頭は就航(しゅうこう)のためにアトノリと、ノリオクリ、ムカエと()ぶ乗組員を(やと)っていました。
 一般的(いっぱんてき)にはアトノリは船頭の弟とか、息子といった家族関係の者といった者でした。ノリオクリ、ムカエの多くは、10代の少年を(やと)っていました。