「ダムとかんきょう」ってどんなこと?



 人の命を守り、生活を(ささ)えるダムは、川を流れる水量の変化の(はげ)しい日本の川を効果的(こうかてき)に利用するうえで、有効(ゆうこう)かつ重要な土木構造物(どぼくこうぞうぶつ)のひとつです。その反面、川を締め切(し き)巨大(きょだい)な人工湖をつくったり、集落を水没(すいぼつ)させるといったように、広域(こういき)にわたって自然・社会環境(しゃかいかんきょう)をかえてしまい、周辺環境(しゅうへんかんきょう)に対してきわめて大きな影響(えいきょう)(およ)ぼす土木構造物(どぼくこうぞうぶつ)といえます。
 そのため、自然環境(しぜんかんきょう)にやさしいダムをめざして、地域の自然生態系や景観(けいかん)配慮(はいりょ)して計画されるとともに、完成後はダム湖を含めた周辺環境(しゅうへんかんきょう)を活用していくために、いろいろなことが行われています。