そうごうちすいたいさくについて



 道路の舗装(ほそう)住宅(じゅうたく)建設(けんせつ)により森林や水田・畑が減少(げんしょう)し、地面が雨水を浸透(しんとう)させたり、川に流れ込(なが こ)むのを一時的に(おく)らせる働きが小さくなってしまいました。このため、雨が()ってから川へ流出するまでの時間が短くなり、洪水(こうずい)が発生したときの川の流量は、むかしに(くら)べてはるかに大きなものとなりました。そのため、国土交通省では、都市化した川の洪水被害(こうずいひがい)を小さくする方策(ほうさく)として貯留浸透施設(ちょりゅうしんとうしせつ)等を設置(せっち)する「総合治水対策(そうごうちすいたいさく)」を提案(ていあん)して実施(じっし)することにしました。