海外とわが国のれきしてきなみずしげんかいはつじぎょうについて



 人類は、古来より水を川から取水して生活に利用してきましたが、川の水量は、雨の量によって変化するため、季節や年ごとに変化し、(つね)に必要な量を取水できるとは(かぎ)りませんでした。
 このため、人類は、古代から、ダムなどで川の水を一時ため、これを利用(水資源開発(みずしげんかいはつ))することで、水の有効(ゆうこう)な利用を図ってきました。
 有名な古代のダムとしては、エジプトのクフ王朝時代につくられたダムがあり、わが国においては、弘法大師(こうぼうだいし)によって821年に修築(しゅうちく)されたとされる香川県(かがわけん)満濃池(まんのういけ)(高さ32m、長さ155m)などがあります。