スイスなどで行われているかせんのしぜん
かんきょうにはいりょしたちかししぜんこうほうについて


太田川の派川古川の多自然型護岸

太田川の派川古川の多自然型護岸


 近自然工法は、「川が本来もっている生き物の良好な生息環境(せいそくかんきょう)を考え、あわせて美しい自然環境(しぜんかんきょう)を守り、創造(そうぞう)する」新たな考え方を取り入れた工法です。直線化された川の流れを蛇行(だこう)させ、ふだんの水の流れに変化をもたせたり、岸辺をできるだけ多孔質(たこうしつ)にすることなどの工夫が()らされていて、自然の回復(かいふく)(いとな)みへの配慮(はいりょ)がなされています。
 このような近自然工法の基本的(きほんてき)な考え方は、日本にも取り入れられています。日本では、このことを「多自然型河川工法(かせんこうほう)」と()んでいます。