太田川の派川古川の多自然型護岸
近自然工法は、「川が本来もっている生き物の良好な
生息環境
(
せいそくかんきょう
)
を考え、あわせて美しい
自然環境
(
しぜんかんきょう
)
を守り、
創造
(
そうぞう
)
する」新たな考え方を取り入れた工法です。直線化された川の流れを
蛇行
(
だこう
)
させ、ふだんの水の流れに変化をもたせたり、岸辺をできるだけ
多孔質
(
たこうしつ
)
にすることなどの工夫が
凝
(
こ
)
らされていて、自然の
回復
(
かいふく
)
と
営
(
いとな
)
みへの
配慮
(
はいりょ
)
がなされています。
このような近自然工法の
基本的
(
きほんてき
)
な考え方は、日本にも取り入れられています。日本では、このことを「多自然型
河川工法
(
かせんこうほう
)
」と
呼
(
よ
)
んでいます。