都市の地下をこうずいたいさくに使う



 都市化が進むにつれて、川の改修工事(かいしゅうこうじ)はしだいに(むずか)しくなってきています。そのような中で考え出されたのが地下空間の利用です。道路や公園などの地下空間を利用して、洪水(こうずい)を流したりためたりたりすれば、地上に土地を確保(かくほ)する問題が解消(かいしょう)されるという公共スペースの多層的(たそうてき)な高度利用方法です。これらは、「地下河川(ちかかせん)(トンネル河川(かせん))」とか「地下貯留池(ちかちょりゅうち)」と()ばれ、東京、大阪(おおさか)などの大都市で数多く建設(けんせつ)されています。