自然災害の中でも、「土砂災害」は大きく3つ、土石流、がけくずれ、地すべりに分けられます。
 土砂とは土や砂のことですが、山の土砂がくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水とまじり、わたしたちに襲いかかり、人・家・道路などが被害を受けることが土砂災害です。
土石流とは
 大雨などによって、山の岩や土砂が自動車並みの速度で谷を流れ下る現象です。
流木が混ざるとさらに破壊力を増し、人家や橋などを破壊します。


 平成11年6月広島市安佐北区で発生した土石流
 提供:広島県砂防室
がけくずれとは
 大雨や地震などによって、斜面がゆるんで一気に崩れ落ちる現象です。
突然起こるため、被害が人命に及びやすいのが特徴です。


 平成11年6月呉市警固屋(けごや)で発生したがけ崩れ
 提供:広島県砂防室
地すべりとは
 地下水などの影響によって斜面がゆっくりと下方に移動する現象です。
広い範囲にわたって大量の土砂が移動するため、被害が大きくなります。


 昭和60年7月長野県地附山(じづきやま)で発生した地すべり
 出典:長野県
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