明るい場所の低木林

見分け方
立地模式図:渓流沿いや伐採跡など、明るく開けた場所に見られます。土砂が流れたことのある渓流や伐採跡、道路の法面(のりめん)など、明るく開けた場所で見られる低木林です。高さは数m前後のことが多く、高くてもせいぜい10m程度までです。
キイチゴの仲間トゲのある樹木が目印になります。
この森林からわかること
「遷移の法則」で学んだとおり、低木林は、遷移のずいぶん初期の森林です。土砂の移動跡、伐採跡の草原から低木林までは数年で移り変わります。
そのため、低木林といっても、裸地に少し木が生えてきているものから、数mの森林になったものまで、かなり見た目の違うものが含まれます。しかし、その中に生えている樹木はあまり変わりません。
© 広島西部山系植生図鑑
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