山のふもとでは遷移が進み、常緑樹林の構成種が多く見られます。これは、その代表格、シリブカガシ
です。
常緑樹林の構成種、タラヨウ
です。正真正銘の「葉書(はがき)」の木です。
渓流沿いには、シロモジ(写真上)
とバイカツツジ
(写真下)が生育しています。この2種を、海抜の低い所で観察できるのは、広島西部山系の中でも、この校区流域を含む西の方の区域に限られます。
これは、バイカツツジ
の花です。
尾根に近づくにつれて、樹林の高さが低くなります。乾燥地を指標するナツハゼ
やガンピ
、ミヤジマママコナが見られるようになります。
ガンピ
は和紙の材料になります。枝を折っても、繊維が強く、なかなかちぎれません。
9月ごろ、尾根沿いの登山道を満開のピンク色の花が彩っていたら、それはきっとミヤジマママコナです。
近づいてみると、ミヤジマママコナの花はラッパのような形です。