• 整備効果

  • 観光振興

観光資源のネットワーク化 ~観光資源の広域ネットワーク~

山陰道の整備により、鳥取自動車道、松江自動車道などが一体となり、新たな広域観光の周遊ルートの形成が期待されます。

近年、関西方面などから山陰地方への観光客数が増加しており、観光需要が広域化しています。

鳥取自動車道の開通により、これまで実績のなかった名古屋からのバスツアーが始まるなど、今後も山陰道などの整備によるツアールートの多様性が期待されます。

三大都市圏及び九州地方発観光ツアーは、出雲~鳥取周遊や、広島~山口周遊のツアーが組まれていますが、大田~萩間、長門~下関間は移動時間が長く、観光ツアーが組みづらい立地状況となっています。

高速道路がネットワーク化されていない地域の観光地は、観光入込客数が少ない傾向にあり、主要な交通拠点として、萩・石見空港がありますが、観光地が集中する萩市中心部への移動に時間を要します。

山陰道の整備により、移動時間が短縮するため、観光ルートの拡大が期待されます。

平成24年度の山口県の観光客数は約2,800万人で、そのうち、約30%は九州・沖縄方面からの観光客です。

九州発の山陰地方への観光ツアーも実施されており、山陰道の整備により、更なる観光ルートの拡大が期待されます。