川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)にお答えしちゃいましょう!


3 なぜ かわいた石を水につけると、
もようがはっきりするのはなぜ?

解説 ●石全体の色がこくなるため
 かわいた石を水につけると、石全体が、かわいていたときよりも、色がこくなり、全体に黒っぽい色になります。そのため、もようの部分と、まわりの部分との色の差が大きくなり、もようがはっきりするのです。

●水につけると、石の色が黒っぽくなるのは
反射する光 わたしたちは、光が物にあたって反射(はんしゃ)し、その反射(はんしゃ)した光が目に入ることにより、物が見えたと、感じているのです。
 色は、反射(はんしゃ)する光の量が少ないほど、黒っぽく見えます。光を全部反射(はんしゃ)すると真っ白に見え、光を全部吸収(きゅうしゅう)して、反射(はんしゃ)する光がないと、真っ黒に見えるのです。
 ですから、水につけると、石の色が黒っぽくなるというのは、反射(はんしゃ)する光の強さが、へったということになるのです。
 石をよく見ると、表面にはたくさんの凹凸(おうとつ)があります。このような面に光があたると、光をよく乱反射(らんはんしゃ)します。そのため、石は白っぽく見えます。
 ところが、その凹凸(おうとつ)のところに水が入ると、凹凸(おうとつ)がなくなり、反射(はんしゃ)する光の強さがへるのです。
 その上、水はよく光を通しますが、あまり光を反射(はんしゃ)しないのです。
 ですから、水につけると、石の反射(はんしゃ)する光の強さがへるため、色が黒っぽくなったように見えるのです。

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