川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)
にお答えしちゃいましょう!
5
川の工事や管理は、
だれがやっているの?
●国と都道府県が管理している
わたしたちが川に遊びに行くと、川岸に、川の名前を書いた板があるのに気づきます。板には、川の名前のほかに、1級河川
(きゅうかせん)
とか、2級河川
(きゅうかせん)
と書いてあります。
実は、この1級とか2級というのが、だれが管理しているかを表しているのです。
川の管理は、「河川法
(かせんほう)
」という法律
(ほうりつ)
で定められています。利根川のような大きな川は、1級河川
(きゅうかせん)
として、建設大臣
(けんせつだいじん)
が管理し、次に重要な川は、2級河川
(きゅうかせん)
として、都道府県知事が管理します。そのほかの小さな川や、1級・2級河川
(きゅうかせん)
の支流
(しりゅう)
や上流区間は、市町村長が管理しています。
全国に、1級河川
(きゅうかせん)
が109水系
(すいけい)
、2級河川
(きゅうかせん)
が約700水系
(すいけい)
あります。
●木の枝
(えだ)
のような形をした水系
(すいけい)
川は、水源
(すいげん)
から流れ出て、途中
(とちゅう)
でいくつもの支流
(しりゅう)
と合流し、やがて、大きな川の流れとなって、最後に海にそそぎます。このようすを絵にかくと、1本の木から、たくさんの枝
(えだ)
が分かれたような形をしています。この木のような形をした川全体を、「水系
(すいけい)
」とよんでいます。1級河川
(きゅうかせん)
と2級河川
(きゅうかせん)
の水系
(すいけい)
は、独立
(どくりつ)
しているので、1級河川
(きゅうかせん)
と2級河川
(きゅうかせん)
が、同じ水系
(すいけい)
にあることはありません。