川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)にお答えしちゃいましょう!


6 なぜ
川の上流、中流、下流で、
見かけるトンボがちがうのはなぜ?

解説 ●卵(たまご)を産む場所がちがうから
 トンボが、川の近くや、水辺によく集まっているのは、卵(たまご)を産むためです。どんなトンボの幼虫(ようちゅう)のヤゴも、水中で生活します。そのため、トンボのオスは水辺になわばりを作り、メスが現(あらわ)れるのをまっています。また、産卵(さんらん)をするまで、ほかのオスにメスをとられないよう、メスとつながっていたり、空中でメスを見守っていたりしています。

●種類によって、ヤゴのすみやすいところ所がちがう
トンボ ヤゴは種類によって、冷たいきれいなみず水の中でしか育たないものや、かなりよごれた水中の、どろの中でも育つもの、流れのある水草の上でくらすものなど、さまざまです。
 そのため、トンボによって産卵(さんらん)する場所がちがってくるので、見かけるトンボの種類も、場所によってちがってくるのです。
 森に囲まれた谷川で見かけるのは、ムカシトンボです。やや上流のけい流にいるのがカワトンボの仲間、中流付近でみ見かけるのがサナエトンボの仲間です。
 水の流れがゆるく、水草などがたくさんしげった小川や、田んぼに続く小川には、たくさんの種類のトンボがみ見られます。
 トンボのヤゴは、川より、水の流れがない、池やぬまなどのほうが育ちやすいようで、池やぬまのどろの中などに、たくさん見つかります。

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