川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)
にお答えしちゃいましょう!
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川の瀬
(せ)
、淵
(ふち)
、瀞
(とろ)
は
どんな所なの?
●川の上流のようす
川の上流では、V字型をした切り立った谷などが見られます。また、ところどころに、滝
(たき)
を見かけることもあります。
上流は川のかたむきが急で、水の流れが速いので、川の水のけずるはたらき
(しん食作用)
と運ぶはたらき
(運ぱん作用)
がさかんに行われています。切り立った谷ができているのは、このはたらきのためです。
●川の中流で瀬
(せ)
、淵
(ふち)
、瀞
(とろ)
がはっきり現
(あらわ)
れる
川が中流あたりまで流れてくると、川はばが広くなって、流れがゆるやかになり、川の運ぱん作用が目立つようになります。
川には、瀬
(せ)
とよばれる浅くて、流れの速い所と、淵
(ふち)
とよばれる深くて、流れのゆるやかな所があります。
瀬
(せ)
には、流れの速い早瀬
(はやせ)
と、流れのゆるやかな平瀬
(ひらせ)
があります。中流では、早瀬
(はやせ)
と平瀬
(ひらせ)
それに、淵
(ふち)
がはっきりと現
(あらわ)
れます。
淵
(ふち)
の中でも、流れが特にゆるやかな所を、瀞
(とろ)
とよんでいます。埼玉県
(さいたまけん)
の荒川流域
(あらかわりゅういき)
にある長瀞
(ながとろ)
は、瀞
(とろ)
のつく地名です。