川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)にお答えしちゃいましょう!


8 なぜ 川の瀬(せ)、淵(ふち)、瀞(とろ)
どんな所なの?

解説 ●川の上流のようす
 川の上流では、V字型をした切り立った谷などが見られます。また、ところどころに、滝(たき)を見かけることもあります。
 上流は川のかたむきが急で、水の流れが速いので、川の水のけずるはたらき(しん食作用)と運ぶはたらき(運ぱん作用)がさかんに行われています。切り立った谷ができているのは、このはたらきのためです。

●川の中流で瀬 (せ)、淵(ふち)、瀞(とろ)がはっきり現(あらわ)れる
 川が中流あたりまで流れてくると、川はばが広くなって、流れがゆるやかになり、川の運ぱん作用が目立つようになります。
 川には、瀬(せ)とよばれる浅くて、流れの速い所と、淵(ふち)とよばれる深くて、流れのゆるやかな所があります。
 瀬(せ)には、流れの速い早瀬(はやせ)と、流れのゆるやかな平瀬(ひらせ)があります。中流では、早瀬(はやせ)と平瀬(ひらせ)それに、淵(ふち)がはっきりと現(あらわ)れます。
 淵(ふち)の中でも、流れが特にゆるやかな所を、瀞(とろ)とよんでいます。埼玉県(さいたまけん)の荒川流域(あらかわりゅういき)にある長瀞(ながとろ)は、瀞(とろ)のつく地名です。
瀬(せ)、淵(ふち)、瀞(とろ)

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