川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)にお答えしちゃいましょう!


11 なぜ 川の水はこおることが
あるの?

解説 ●水温が0℃以下になるとき
 川の水温は、水面での水温と気温とのちがい、地中の温度とのちがい、それに地下水が流れこんでくるかどうかなどにより変わります。
 また、川の上流、中流、下流、緯度(いど)などのちがいによって、川の水温は変わります。わき水や支流(しりゅう)から、水が流れこんでくるときにも、水温が変わります。
 川の水がこおるのは、水温が0℃以下になるときです。しかし、川には地下水が流れこんだり、川の水は流れているので、なかなか0℃以下になることはありません。

●北の寒い地方でこおる
 川の水がこおる所は、アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸などの、北の寒い地方で見られます。アジアでは、北緯(ほくい)35度よりも北の地方です。
 川の水がこおっている日数は、北へいくほど長くなります。氷の厚(あつ)さは、こおっている日数が長くなるほど厚(あつ)くなります。
 こおっている日数が、50日で約35センチメートル、100日で約70センチメートル、150日では、120〜130センチメートルにもなります。
 日本では、オホーツク海沿岸地方(えんがんちほう)の川で、こおることがあります。シベリア南東部と、中国東北部との国境(こっきょう)や、その近くを流れるアムール川は、上流で11月の初めごろ、下流で11月の中ごろにこおって、4月ごろにとけます。

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