川のことが少し分かってきたかな?
ここではみんなから多くよせられた質問
(しつもん)にお答えしちゃいましょう!


12 なぜ 川の流域面積(りゅういきめんせき)
って何なの?

解説 ●川が水を集める地域(ちいき)の面積
 流域(りゅういき)というのは、川に流れこむ雨水が集まる地域(ちいき)のことをいいます。集水地域(しゅうすいちいき)ともいいます。
 山や平地に雨や雪が降(ふ)ると、その水は、やがて川に流れこんでいきます。ふつう、流域(りゅういき)は、真中付近が低い盆地(ぼんち)のような形をしていて、下流に向かってだんだんと高度を下げていきます。こうして、流域(りゅういき)のあちこちから集まった川の水は、やがて、海にそそぎます。
 この流域(りゅういき)の面積がどれぐらいあるかを求めたものが、流域面積(りゅういきめんせき)です。
 流域面積(りゅういきめんせき)を測(はか)る方法はいろいろあります。いずれも、地形図を使って計算します。たとえば、地形図の上に方眼(ほうがん)をかけて、作られるます目の数を数えたり、求積器を使って、地形図の上で測定(そくてい)したりします。
 こうして求められた流域面積(りゅういきめんせき)を見ると、世界最大の流域面積(りゅういきめんせき)をもつのはアマゾン川で、705万平方キロメートルもあります。南アメリカ大陸の面積が1780万平方キロメートルですから、南アメリカ大陸の約40パーセントがアマゾン川の流域面積(りゅういきめんせき)にあたります。これは、日本の面積の20倍近くにあたります。

●日本最大の流域面積(りゅういきめんせき)
 日本の最も長い川は、信濃川(しなのがわ。367キロメートル)ですが、流域面積(りゅういきめんせき)が最大の川は、利根川で、1万6840平方キロメートルです。アマゾン川の流域面積(りゅういきめんせき)と比(くら)べると、そのちがいにおどろきますね。

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