1.事業の概要
一般国道53号は、岡山市と鳥取市を結ぶ総延長135kmの路線であり、山陰と山陽を結ぶとともに、中国縦貫自動車道へ接続する主要な幹線道路として、鳥取東部地域の産業経済の発展に大きく寄与している。
しかし、当地区は家屋が連担し、幅員が狭いうえ、千代川を横断する河原橋(昭和9年完成)と円通寺橋(昭和13年完成)の2カ所で、直角曲がりが有るなど道路線形も悪く、慢性的な交通渋滞箇所となっている。
このため、交通混雑の緩和及び、交通安全の確保と併せて、沿道地域の環境改善や地域整備の促進を図ることを目的に八頭郡河原町福和田を起点とし鳥取市円通寺に至る延長5.5kmの河原道路を計画したものである。なお、河原道路に併設して中国横断自動車道姫路鳥取線(事業中)が計画されている。
河原道路は、平成8年4月に八頭郡河原町布袋から鳥取市円通寺間(延長2.7km)の供用しており、この度残りの八頭郡河原町福和田から同布袋間(延長2.8km)の供用を図るものである。なお、今回の供用により河原道路の全区間が供用することになる。
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