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平成17年 8月 31日
「河川愛護月間」ポスター展のお知らせ
−みちづくり女性フォーラムin広島(H17.7.23)での意見にすばやく対応−
 国土交通省鳥取河川国道事務所では、国道9号・29号・53号において、大雨や地震などの災害による国道通行規制情報を携帯電話やパソコンにメール配信する『鳥取県東部地域防災情報通知システム』を構築しましたのでお知らせします。

 異常気象による災害が多発する昨今、鳥取県東部地域においても大雨や台風などの異常気象時には予測不可能な土砂崩れや路面冠水などの災害が発生する恐れがあります。国土交通省鳥取河川国道事務所では、道路を利用する皆様がこのような事態に遭遇することが無いよう、災害が発生する前に通行止めを行うことにしています。
 本システムは、事前に登録頂いたメールアドレスに災害時の通行止め等の交通規制に関する情報を配信し、皆様の安全を支援することを目的としています。また、昨年の台風23号来襲の際、国道53号(智頭町)を一時通行規制した時に「いつ規制解除になるのか等の情報取得の手段が全くなく非常に困った」という意見を「みちづくり女性フォーラムin広島」(H17.7.23開催)にて頂きましたが、今後はメールアドレス登録して頂く事により、通行止め等の情報がリアルタイムで入手できます。
(システムに関する詳細はパンフレットをご覧下さい。)
   鳥取県東部地域防災情報通知システムのパンフレット(PDF:1MB)

画面イメージ(携帯電話)
◆鳥取県東部地域防災情報通知システム概要◆
○開局: 平成17年9月1日(木)
○配信手続: 登録用サイトにアクセスしメールアドレスを登録
http://www.cgr.mlit.go.jp/tottori/k-bousai/


QRコード

◆システム構築に至った経緯◆
 平成16年9月30日の台風21号来襲時には、国道53号・智頭トンネル岡山側抗口での土砂流出により約5時間の全面通行止めを実施しました。
 この時の通行規制に関して「みちづくり女性フォーラムin広島」(H17.7.23開催)において、参加者から次のようなご意見を頂きました。

昨年の台風21号来襲の際、鳥取から自宅がある智頭町に帰ろうとしたが、智頭トンネル付近で通行止めが発生し、国道53号経由で帰ることができない状況となった。その時、いつ規制解除となるのか、迂回路はあるのか等の情報取得の手段がなくて非常に困った。

 災害による通行止め等の規制情報は関係行政機関やマスメディアに対して情報提供を行うとともに、道路上に設置してある道路情報板に情報掲示を行っております。しかしながら、情報板も無くカーラジオ・テレビ等から情報提供も無い場合には規制開始・解除等の情報取得は不可能でした。
 国土交通省鳥取河川国道事務所では、今回の貴重なご意見を踏まえ、災害による緊急的な通行規制時にドライバーが通行止め等の情報をリアルタイムに入手可能なシステムの早急な開発が必要と判断し『鳥取県東部地域防災情報通知システム』を開発することとなりました。


◆通知対象区間◆



問い合わせ
国土交通省 中国地方整備局
鳥取河川国道事務所 
副所長(道路)  日野 和弘 
調査設計課長  和田 昌也 
TEL (0857)22-8435
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