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平成17年 12月 19日
「河川愛護月間」ポスター展のお知らせ
− 路面表示、情報板表示により交通事故件数が大幅に減少しました −
 平成17年7月と8月に国道29号の交通事故多発地点における現場点検を、国土交通省郡家国道維持出張所、鳥取県警郡家警察署及び地元住民の方と行ない、点検時の意見を踏まえ事故防止対策を郡家国道維持出張所、郡家警察署で実施しました。
 事故防止対策を実施してから約4ヶ月を経過したことから、年末の交通安全県民運動の期間に合わせ、事故防止対策の効果検証、課題の把握を行うことを目的に、第3回現場点検を行いますのでお知らせします。
 また、平成17年12月12日と9月26日に八頭町内の国道29号にて交通死亡事故が発生していることから、交通死亡事故現場点検も行います。

1.日時: 平成17年12月21日(水) 10:00〜
(小雨決行 約1時間程度)
2.場所: 鳥取県八頭郡八頭町宮谷 106k500付近
(追突事故防止対策実施個所)
八頭町花 101k700付近、大門  101k400付近
(交通死亡事故現場)
(※集合場所は郡家警察署 位置図参照
3.実施者: 国土交通省郡家国道維持出張所
鳥取県警郡家警察署
対策(1
4.参加者: 郡家警察署管内交通対策協議会連絡会
郡家地区交通安全協会
郡家地区安全運行管理者協議会
5.実施済み事故防止対策概要 (1)緑色の路面表示に白字の追突注意の路面表示
(2)情報板に注意喚起の表示



○ 概要
 国道29号において、八頭町奥谷から八頭町郡家の区間で追突事故が多発していたことから、関係機関及び地区の安全協会、安全運転者協議会の方々と平成17年7月7日(木)に道路の第1回現場点検を行い、現場点検で出た意見を踏まえ郡家国道維持出張所と郡家警察署で連携し協議を行い追突事故防止対策を行ないました。対策を施工した直後の平成17年8月30日(火)に第2回の現場点検を行いました。
 追突事故防止対策の実施後、約4ヶ月を経過しましたが、昨年と比較し追突事故の減少がみられます。その効果の検証及び事故防止対策の課題の把握を行うため、交通安全県民運動の期間に合わせ第3回目の現場点検を行い、現場での意見をもとに追突防止対策の見直し、改善、更なる対策の必要性等の検討を行う予定としています。

この一連の取り組みは道路管理施策のPDCAサイクルのモデルとして考えています。

PDCAサイクルとは?
 マネジメントサイクルの1つで、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)のプロセスの順に実施し、最後の改善を次ぎの計画に結び付け、品質の維持・向上、継続的な業務改善活動などを推進するマネジメント手法です。
計画(Plan) ・・・・ 第1回現場点検での意見を踏まえた対策検討
実行(Do) ・・・・ 検討した対策の実行(平成17年7〜8月で施工)
確認(Check) ・・・・ 第2回現場点検(施工直後)の意見収集
施工後の事故発生状況、道路利用者へのアンケート(H17.9実施)による分析・評価
改善(Action) ・・・・ 第3回現場点検で事故対策の見直し、改善策の意見収集

 また、平成17年12月12日に八頭町花地内で、平成17年9月26日に八頭町大門地内の約500メートルの間の国道29号で高齢者の交通死亡事故が発生していることから、追突防止事故現場点検終了後、場所を移動し、交通死亡事故の現場点検を実施します。


○ 第3回現場点検について
日時: 平成17年12月21日(水)(小雨決行 約1時間程度)
場所: 鳥取県八頭郡八頭町宮谷 106k500付近
(追突事故防止対策実施個所)
八頭町花 101k700付近、大門  101k400付近
(交通死亡事故現場)
(※集合場所は郡家警察署 位置図参照
実施者: 国土交通省郡家国道維持出張所
鳥取県警郡家警察署
参加者: 郡家警察署管内交通対策協議会連絡会
郡家地区交通安全協会
郡家地区安全運行管理者協議会
点検説明内容 平成17年7〜8月に実施した
(1)緑色の路面表示(白字の追突注意) ※県内の国道で初
(2)情報板に注意喚起の表示 ※鳥取県警が実施
についての効果検証、課題把握を行う予定です。また、事故発生状況や道路利用者へのアンケート結果についても説明します。

(第1回現場点検(H17.7.7)の概要)
内容: 追突事故が多発していた区間の現場点検を行い追突事故防止のための道路環境の整備等対策を検討しました

現場点検の様子
参加者: 国土交通省郡家国道維持出張所
郡家警察署
鳥取県警察本部交通企画課
郡家警察署管内交通対策協議会連絡会 
郡家地区交通安全協会
郡家地区安全運転運行管理者協議会
参加者の意見: (1)「看板は沢山あるので路面表示の色などを工夫した方が良い」
(2)「既存の道路の情報板を活用してはどうか」
(3)「看板と路面表示の2つで注意を促した方が更に効果があるのでは」 等

(第2回現場点検(H17.8.30)の概要)
内容: 第1回現場点検で出された意見をもとに施工した追突事故防止対策の完成直後に現場で地元の方から意見を伺いました。
参加者: 第1回現場点検と同じ
参加者の意見: (1)「路面表示は走行していて目に入り注意しないといけないと思い、分かりやすい」
(2)「今後の効果検証が重要である。緑の色が少し薄いので改善が必要である」 等


○ 対策の概要
(1)緑色の路面表示:国土交通省
→緑色に路面を塗装し、その上に白字で追突注意の組み合わせ
      ※県内の国道では初となります。


(2)情報板に注意喚起の表示:鳥取県警察
→既存の情報板に3つのパターンで 
 1:「追突注意」
 2:「この先事故多発追突注意」
 3:「車間距離脇見運転注意」



○ 位置図



問い合わせ
国土交通省 中国地方整備局
鳥取河川国道事務所 
郡家国道維持出張所長  景山 浩孝 
TEL (0858)72-1231
 
鳥取県警 郡家警察署
 交通課長  長田 義徳 
TEL (0858)72-0110
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