千代川流域圏会議通信
千代川ニュース
千代川流域圏会議通信
[2005年3月号 vol.81]
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会員活動紹介

「鳥取大学閉鎖性水域研究プロジェクト(略称、鳥大CWA)」が活動開始!
 昨年末の12月2日に、鳥取市と鳥取大学は、湖山池の水質浄化と有効活用を探るための研究協定書に調印しました。この研究を推し進めているのが、工学部助教授の矢島啓氏を中心とし、全学部を横断する25名の研究者からなる「閉鎖性水域研究プロジェクト」です。閉鎖性水域とはあまり聞きなれない言葉ですが、湖沼(ダム湖も含まれます)や港湾のように外部との水の交換があまりない水域のことを指します。このような場所はウエットランドとも呼ばれ、豊かな環境が育まれる一方で、水の交換が少ないため、環境が破壊されやすくなっています。千代川流域で有名な閉鎖性水域と言えば、この日本一大きな池、湖山池ですが、池の水はおよそ3ヶ月かかって新しい水と入れ替わります。そのため、汚れた水はなかなか海へと流れ出ていきません。鳥大CWAでは、このような貴重な自然環境を持つ閉鎖性水域の重要性を認識し、その環境を回復させるための研究を中心に活動しています。
 まだまだ歩み始めたばかりの組織ですが、今後は、研究だけでなく、さまざまなイベントや講演活動を通じ、みなさま方に閉鎖性水域の持つすばらしさと環境の大事さをお伝えしていく予定です。また、私たちの研究を通じ、水質浄化装置の開発などの環境ビジネスへの展開も期待されています。皆様方の暖かいご声援をお待ちしています。
湖山池最深部で活躍する水質モニタリングシステム
鳥大CWAのWebサイトからリアルタイムの水温などの水質データを見ることができます。
電話でのお問合せは、
0857-31-5093(Fax兼用)までお願いいたします。
 
2月号の清流くんまちがい探しクイズ答え
1.清流くんのシャツの色
2.鬼のツノの数
3.豆が星になっている
4.雪だるまのボタンの数
5.雪だるまの手の向き

平成17年度賛助会員を募集中!
 鳥取県東部を貫流する「千代川」は流域住民の生活を支え、命を育んできました。この千代川の清流を次世代に引き継ぐため、千代川流域圏会議では「清流を守る行動計画」を策定し、数々の活動を実施しています。
 この清流を守る行動計画を実行する際に、多くの流域の皆様に千代川の清流について関心を持っていただくとともに、皆様による行動の参加がありますと、清流を守る行動をより充実させることができます。
 つきましては、当流域圏会議では賛助会員を募集いたしておりますので、趣旨に賛同していただける方は、ご加入いただきますようお願い申し上げます。
千代川流域圏会議 会長 道上 正規

年会費:賛助会員(個人)1,000円 (団体)10,000円
 
※申込用紙は圏域内にある郵便局に置いてあります。

かっぱっぱ通信事務局だより 
 先日の千代川流域圏会議では、これからの活動計画について議論されました。
 その中でも、今年で8回目となる「千代川フェスティバル」の開催について決定しましたので、速報でお伝えします!今年は8月21日、鳥取市河原町の袋河原広場で開催します!実は、1回目の開催地でもあった場所なんです。ついに千代川フェスティバルも千代川流域をぐるっと回って1周したんですね。
 これから詳しい事が決定次第、千代川newsでご紹介します。

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