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3.役立ち情報
ユニバーサルデザイン(奥田信春理事長)
実施日時:平成17年2月24日(木)10:00〜12:00
実施場所:NPO法人きっかけづくりの会事務局(広島市安佐南区祇園6-12-38)

ヒアリング中の奥田氏 NPO法人「きっかけづくりの会」/奥田信春(おくだ のぶはる) 理事長

【NPO法人「きっかけづくりの会」の概要】
■会の経緯
・平成10年3月 任意の団体として設立
・平成10年5月 福祉情報誌「きっかけ新聞」創刊
・平成10年12月 特定非営利活動法人(NPO法人)申請
・平成11年4月 特定非営利活動法人認証(広島県第1号認証)
・平成12年10月 車椅子模擬体験歩道開発(共同募金)
・平成14年3月 車椅子開発(開発資金:広島県)
■会の趣旨
・ ユニバーサルデザイン活動
・ 心のバリアフリーの育成活動
・ 私たちの思いを知っていただきたい
・ 私たちが求めてる福祉器具開発活動
・ 出かけることで社会参加に繋がる活動
・ 私たちの職場を当事者で作る活動
■主な福祉イベント開催
・ 瀬戸内海汽船「銀河」クルーズ旅に身障者・高齢者ご招待
・ 秋の収穫交流会 
・ しまなみバス旅行身障者・高齢者ご招待
・ 全日空ホテル寄席にご招待
・ 木下サーカス400名ご招待
・ 井戸端会議開催・外食娯楽部開催・等々
(NPO法人きっかけづくりの会HPより抜粋)

ヒアリング内容
1 きっかけづくりの会発足の背景
2 きっかけづくりの会の活動
3 行政へのアドバイス
4 福祉器具に配慮を
5 心のバリアフリーについて
6 これから望むもの

ヒアリングの資料ダウンロード(PDF形式)
■NPO法人きっかけづくりの会について ダウンロード
■車いす体験について ダウンロード
ヒアリングの様子
企業と協力して試作した車椅子の
車輪部分(写真中央)
※前輪の太さが通常の倍以上あるので、溝にかかっているグレーチングにはまらない。

■きっかけづくりの会発足の背景

【「きっかけ」をつくる】
・関西から広島に来た当初、知り合いがおらず情報が不足していたため、外に出かけるきっかけがつかめず、外に出ることがあまりなかった。

・一般社会では普通にできることでも障害者の社会では難しいことが多い。外に出たいのに出られない、人と会いたいのに会えないといったことは、当事者にしかわからないこと。しかし、そのことをカウンセラーなどに相談してもカウンセラー自身が当事者ではないため、気持ちを理解してもらえないことが多い。

・自分と同じように、動くための「きっかけ」や「場」があれば動ける人は多いはずと考え、さまざまな人の出会いの「きっかけ」をつくるために活動を始めた。

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■きっかけづくりの会の活動

・きっかけづくりの会は、行政や公共交通機関などに「〜して欲しい」と要望するのではなく、「〜してはどうか」と意見提案をし、提案先に案をよく考えてもらうことで当事者の気持ちを理解してもらうための活動をしている。

・運営資金面で苦慮するが、情報誌や車いすバリア模擬歩道体験ユニット(※)などを使い情報発信や啓発活動を実践している。

・福祉産業界に対しても、興味を持ってもらうための提案活動や情報発信などの取り組みに努めている。

(※)車いすバリア模擬歩道体験ユニット…車いすが街の中で体験する歩道の横方向の傾きによる安定性の悪さ、勾配の違いによる坂の上りにくさの違いなどが実際にユニット上を車いすで通ることで体験できるもの。分割して運搬することができ、これまでに4千人以上が体験している。

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■行政へのアドバイス

【多くの意見を聞く】
・ヒアリングなども、自分だけの意見を聞くのではなく、様々な人(障害者、高齢者)が集まった中で、できるだけ多くの人の意見を聞いてほしい。当事者の声を聞いてもらうこと、知ってもらうことから始まる。1人の知恵だけではなく、多くの人の知恵を集めることが大切。

・当事者の意見を聞く会議は、多くの中で喋れない人でも、少人数の中では喋ることができるワークショツプ形式で行うのが望ましい。

・欧米は、プライバシーやコミュニティーを大切にしつつ、予防医学に注力しており、福祉のあり方、いろいろな物のつくり方などを常に考えている。わが国の行政はチャレンジが少なすぎるのではないか。

【実態を認識する】
・掘り返し工事が多いため、凹凸が生じていたり、スロープで降りた先に車道があり車と接触しそうになるといった実態をよく認識してほしい。

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■福祉器具に配慮を

【車いすに新しいデザインを】
・車いすなどの福祉器具は昔から形が変わらず、材質のみが変わったものが多い。車いすを例に挙げると、一般的な車いすは、後輪を回す時に腕を後方へ引き、前へ押し出す動作をしなければならないが、高齢者は筋肉が硬くなり、腕を後方へ引きにくい場合が多い。また、折りたたむことを前提に設計されているので、座面が1枚の布でできており、座り心地が悪く長時間座っていることは苦しい。デザインも画一的で楽しみがない。そこで当事者が不便と考えている点をまとめ、デザイン、使いやすさも既存の車いすとは異なるものを企業と協力して試作している。

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■心のバリアフリーについて

・特定の障害を持つ人のために税金を使うことがあってはならず、障害者側も、「自分達さえよければ良い」という考え方は捨てるべき。

・障害者は街にあまり出ようとしない。この原因は、「障害者は街へあまり出かけようとしない」→「街に出て店に入っても店が障害者とふれあったことがない(慣れていない)」→「ふれあいがないため、冷ややかな態度をとられる」→「さらに街へでかけようとしなくなる」という悪い循環があるため。

・障害者は、積極的に街へ出かけ、障害者について知ってもらい、ふれあう機会を持てば、障害者が普通に外へ出かけられるようになるのではないか。

・物理的な障壁は“ほんのちょっとだけ”手伝ってもらえばクリアできることが多い。

・バリアフリー、ユニバーサルデザインといえば「障害者のもの」という固定概念があるが、バリアフリー、ユニバーサルデザインは、さまざまな人の意見を聞く「市民参加」が大切。

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■これから望むもの

・個人、NPO、企業、行政のそれぞれができることを考え、連携し、広域的に情報を共有化することが大切。

・さらに、産学官の交流の場をつくること、そして、みんなが豊かな心をもつことが大切。

・障害者のなかには、娯楽や就労などに対して夢を持てない人も多く、この人たちに夢を持ってもらうことが大切。

・出かけることをしない、情報がない、場所を知らないなどの人々に、どんどん外に出てもらう取り組みが必要。

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