事業名 |
一般国道191号萩・三隅道路(延伸) |
事業区分 |
一般国道 |
事業主体 |
国土交通省 中国地方整備局 |
起終点 |
自:山口県萩市三見 至:山口県萩市椿 |
延長 |
5.7km |
事業概要 |
萩・三隅道路(延伸)は、現道線形不良区間の解消及び異常気象時の事前通行規制区間の解消を図ることを目的とした山口県萩市三見から山口県萩市椿に至る延長5.7kmの道路である。 |
事業の目的、必要性 |
萩・三隅道路は一般国道191号の萩市三見から椿間の現道線形不良区間の解消(Rmin=95m、Imax=8.8%)、及び異常気象時における事前通行規制区間のリダンダンシーを確保するとともに、日本海沿岸諸都市の連携を図るものとする。 |
全体事業費 |
約193億円 |
計画交通量 |
12,500台/日 |
事業概要図 |

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関係する地方公共団体等の意見 |
山口県知事、萩市長など3市町の首長で構成される国道191号整備促進期成同盟会など複数の団体から要望を受けている。 |
事業採択の前提条件 |
費用便益:便益が費用を上回っている
手続きの完了:都市計画決定済(H4.8.21) |
費用対便益
|
B/C |
総費用 |
総便益 |
基準年 |
3.5 |
182億円
■事 業 費: 158億円
■維持管理費: 24億円 |
646億円
■走行時間短縮便益:579億円
■走行経費減少便益: 43億円
■交通事故減少便益: 23億円 |
平成16年 |
感度分析の結果 |
交通量変動 |
B/C=3.0 (交通量 -10%) |
B/C=4.1 (交通量 +10%) |
事業費変動 |
B/C=3.9 (事業費 -10%) |
B/C=3.3 (事業費 +10%) |
事業期間変動 |
B/C=3.6 (事業期間 -20%) |
B/C=3.4 (事業期間 +20%) |
※総費用、総便益とその内訳は、各年次の価額を割引率を用いて基準年の価値に換算し累計したもの。
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事業の影響 |
評価
項目 |
評価 |
根拠 |
自
動
車
や
歩
行
者
へ
の
影
響 |
渋滞
対策 |
― |
注目すべき影響はない。 |
事故
対策 |
○ |
安全性の向上(事故の減少)
死傷事故率が高い箇所での対策事業である
・年間死傷事故率181件/億台キロ
(全国平均:118件/億台キロ、山口県内平均:71件/億台キロ) |
歩行
空間 |
― |
注目すべき影響はない。 |
社
会
全
体
へ
の
影
響 |
住民
生活 |
― |
注目すべき影響はない。 |
地域
経済 |
○ |
大型特殊車両の利便性の向上、陸路の解消
建築限界不足トンネル(玉江トンネル)区間の回避が可能となり、利便性が向上 |
災 害 |
◎ |
異常気象時事前通行規制区間の解消、防災対策危険箇所の解消
- 連続雨量250mm通行規制区間(約1.4km)、及び法面の要防災対策箇所(3箇所)が回避される
- 現道線形不良区間の解消
|
環 境 |
― |
注目すべき影響はない。 |
地域
社会 |
○ |
観光産業の促進
【観光産業への発展に貢献】
県内観光客の約1割、北部観光客の約7割を集客(萩市、長門市)する地域の支援
(平成15年観光客数 山口県全体22,849千人、北部計3,687千人、萩・長門計2,469千人) |
事業
実施
環境 |
○ |
山口県の「みらいデザイン21(ジョイロードプラン)」「山口県観光戦略会議」に位置づけら
れる事業であり、これらのプロジェクトを支援となる |
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採択の理由 |
費用便益比が3.5と、 便益が費用を上回っているとともに、都市計画手続きが完了していることから、事業採択の前提条件が確認できる。
また、当該事業箇所における安全性の向上、及び異常気象時事前通行規制区間の解消等、事業の効果が高く、地域社会への貢献も大きいと判断できる。
以上より、本事業を採択した。 |