業績計画書 達成度報告書
山口県の地域特性 道路行政マネジメントとは 平成18年達成度報告/平成19年業績計画 ダウンロード
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山口県内の渋滞による損失を時間で表すと、年間4,111万人時間になります。これは、県民一人あたり年間約27時間の損失にも上り経済効率、環境問題の低下を引き起こしています。
渋滞の緩和・解消に向け、バイパスの整備や現道拡幅、交差点の立体化等の道路整備を推進していきます。

【平成19年度の主な取り組み】
・一般国道188号岩国南バイパス側道供用予定(L=3.1km)
・(都)幡生綾羅木線全線供用予定(L=1.2km)


山口県には中規模の都市が点在しており、8つの広域生活圏からなる分散型の都市構造を形成しています。
中山間地域の連携強化や日常生活における利便性・安全性向上への事業を推進していきます。

【平成19年度の主な取り組み】
・一般国道2号厚狭・埴生バイパスの整備推進



平成18年度には台風や大雨により、各地で土砂流出等の道路災害が数多く発生しました。安全性の向上を図るため、自然災害の危険性の高い「要防災対策箇所」について、法面補強工事等の整備を推進していきます。

【平成19年度の主な取り組み】
・一般国道2号法面補強工事
・主要県道小郡三隅線落石対策工事



山口県内の交通事故による負傷者数は10年連続で一万人を超えるなど依然厳しい状況が続いており、特に交通の集中する山陽側で交通事故が多発しています。
事故の削減に向けて、「事故危険箇所」※1や、「あんしん歩行エリア」※2における安全対策を推進していきます。

【平成19年度の主な取り組み】
・一般国道2号長沢西交差点改良
・一般県道光玖珂線交差点カラー舗装



県内では未だ市街地や通学路において歩道が設置されていない区間が残っています。
今後も、引き続き必要性の高い区間を中心に効果的な歩道整備を進め、歩道空間のバリアフリー化を推進していきます。




日本のCO2排出量の約2割を運輸部門が占め、そのうちの約9割が自動車交通によるものです。自動車のCO2排出量は、走行速度の低下とともに増加する傾向があり、都市部の渋滞が大きな発生要因となっています。
CO2排出量の削減に向け、都市部の交通円滑化のための道路整備を推進していきます。

※平成19年山口県において公表された平成15年値(291万t-CO2/年)を表記しています。





山陰地域の多くは、高速ICまでの移動に30分以上を要し、広域交流の促進や地場産業の活性化の課題となっています。
山陰地方の道路ネットワークの強化を図るため整備を推進していきます。

【平成19年度の主な取り組み】
・国道191号萩・三隅道路の整備推進



アンケート調査によると、山口県の道路利用者の道路に対する満足度は中国地方で最も高く、15の調査項目のうち14項目で1位を獲得しています。
ニーズの反映やさらなる透明性の向上に向け、利用者とのコミュニケーションや、事業の適正な評価を推進していきます。

【平成19年度の主な取り組み】
・「道の相談室」、「道路緊急ダイヤル」等による情報収集


※1 事故危険箇所
10年に1度以上の確率で死亡事故が発生する恐れの高い箇所、または、幹線道路の平均事故率の5倍以上の確率で事故が発生する箇所を「事故危険箇所」として指定し、都道府県公安委員会と道路管理者が連携して集中的な死傷事故抑止対策を講じています。

※2 あんしん歩行エリア
歩行者及び自転車利用者の安全な通行を確保するために緊急に対策を講ずる必要があると認められる住居地区又は商業地区内の人身事故発生件数が、1km2当たり年間42件以上で、概ね100〜200ヘクタールの区域を「あんしん歩行エリア」として指定し、都道府県公安委員会と道路管理者が連携して、面的かつ総合的な死傷事故抑止対策を講じています。


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