平成24年2月21日

国道9号山口市阿東(あとう)地福上(じふくかみ)の事故対策効果について

〜 対策後の交通死傷事故件数「0件」 〜

〜阿東地福上の事故対策実施後1年半の整備効果を取りまとめました〜

■概要

一般国道9号の山口市阿東に位置する地福上地区では、長い直線区間 と短い曲線区間が混在するため、スピードの出し過ぎやハンドル誤操作 等による正面衝突事故が発生していました。

このため、当該地区においては、関係者による現地検討会を踏まえ、 中央線のはみ出し防止に向けた対策として『切削型注意喚起舗装(ランブルストリップス※)』などの交通事故対策の工事を行い、平成22年2月 に完成しました。

 

この度、対策実施後の交通事故の状況(1年半)について確認を行うとと もに、ビデオ撮影調査や道路利用者アンケート調査を行い、対策効果を 把握しましたのでお知らせします。

※ランブルストリップスとは、路面に連続した間隔で溝を施工してタイヤが踏むと 音と振動を発生させることにより、ドライバーに注意喚起を促す工法です。

■結果

①交通安全対策後(H22.3〜H23.11)の死傷事故件数は0件

②正面衝突事故の危険性が低下。(ビデオ撮影調査)

【対策前】(H22.2) 【対策後】(H23.2)
中央線のはみ出し率 約2% 約1%(半減)
追越台数 14台/6H 1台/6H(9割減)

 

③道路利用者アンケート調査結果では約6割の方が対策前と比べ「良くなった」と回答し、対策効果を実感。

山口河川国道事務所では、「事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)」で抽出した箇所について、継続的に事故改善に向けた取組を行っ て参ります。

別紙: pdfファイル  国道9号阿東地福上交通事故対策の効果 (PDF形式:693MB)

問い合わせ先
国土交通省中国地方整備局山口河川国道事務所
副所長(管理担当) 松村(まつむら) 守 (まもる)
【担当】交通対策課 坂本(さかもと ) 弥 (わたる)
電話番号 (0835)22-1785(代表)
 
広報担当
計画課 前田(まえた) 文雄(ふみお)