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中国地方の活動報告1

団体名:NPO法人ラーバンマネジメント
事業名:「まちなか」と「中山間地域」の老人世代交流事業
活動地域:鳥取県鳥取市遷喬地区及び鳥取市国府町成器地区

活動報告
  私たちのNPOは、自然発生的な集まりから始まり、まちづくりの実践を目指して立ち上げました。「新たな公」モデル事業では「街中と中山間地域の老人世代交流」をテーマとしてH21に活動しました。

  まちなかの老人は、退職後、することがなくて閑をもてあましています。一方、中山間地域の老人の生活を維持することを考えなければなりません。どちらも、働く場所が必要なのです。そのため、まちなかの空き店舗を借りて、中山間地域の野菜を扱う朝市を開き、まちなかと中山間地域の老人世代交流を行いました。まちなかでは、車に乗れない高齢者が郊外のスーパーへ買い物に行けないという事情もあり、朝市が開始即売り切れになるほど好評でした。

  モデル事業が終了した22年度は、国交省土地水資源局の補助事業により、活動範囲を成器地区全体へ拡大し、まちなかの空き店舗も改築して常駐できるコミュニティ広場を整備しました。また、交流会をこなすだけでなく、地産の白菜を使ったキムチづくりを競うコンテストを実施し、その商品化を考えていこうとしています。老人世代は、なかなか新しいことに取り組むのは難しいので、まずは、今の取組を具体的な成果にしていくことを目指しています。

  こうした活動を通じて、高齢者の方々は、生き甲斐・やり甲斐について、真剣に考えていると実感しました。しかし、やる気はあっても、何をしたらいいのかわからないというところもあるので、今後とも地域に対するサポート活動を続けていきたいと思っています。

  (補足情報:中国地方整備局)
ラーバンマネジメント様のその後の活動については、下記の記事をご覧下さい。
湖山池の景観を良くするための活動を支援する取組み
NPO法人ラーバンマネジメント:発表者

発表者
特定非営利活動法人ラーバンマネジメント
中野敬教氏
発表資料

活動報告
質疑応答
質疑
地域の自立と、まちなかと中山間地域をつなぐことを目指す事業と理解しました。
野菜を出荷する人々の反応はいかがですか?
応答
当初は売れ残るのでは、と不安視する声もありました。
しかし、続けていくうちに、出荷するだけでなく、遊休農地を市民農園としてまちなかの人に使ってもらったらどうかという話も出てきています。少しずつでも交流を続けていきたいと思っています。
質疑
行政の各種支援メニューは様々ですが、行政と民間のつなぎ役が必要とお感じではありませんか?
応答
必要と感じています。例えば、人々に地域の景観について認識してもらう活動は、単独の組織ではできませんから、他の地域の組織とも連携して行いたいと考えています。
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国土交通省中国地方整備局 建政部 計画・建設産業課