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中国地方まち・すまいづくりメールマガジン
【第65号:平成23年4月28日】
◇◇中国地方整備局建政部◇◇
このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、
お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。
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■■目次■■
《寄稿》
【1】萩市佐々並市伝統的建造物群保存地区が国の重要伝統的建造
物群保存地区に選定
《募集について》
【2】平成23年度まちづくり計画策定担い手支援事業の助成団体募
集について
【3】高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業の提案の募
集(平成23年度第1回)について〜国土交通省からのお知らせ〜
《整備局からのお知らせ》
【4】「春まつり」開催中!国営備北丘陵公園
《地方公共団体等からのお知らせ》
【5】広島市民間建築物耐震診断補助制度について
《その他の情報提供》
【6】「『新しい公共』の考え方による地域づくり」ホームページ開設
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【1】萩市佐々並市伝統的建造物群保存地区が国の重要伝統的建造
物群保存地区に選定■■■
【萩市歴史まちづくり部文化財保護課】
昨年12月3日に萩市で第4番目の伝統的建造物群保存地区に決定され
た佐々並市が、4月15日開催の国の文化審議会において、重要伝統的建
造物群保存地区(以下「重伝建地区」)に選定するよう答申されました。
これを受けて、6月頃の官報告示により正式に佐々並市が国の重要伝統
的建造物群保存地区に選定されます。
この結果、既に重伝建地区選定を受けている堀内地区、平安古地区、浜
崎と合わせて、萩市の重伝建地区数が4地区になることで、一市町村に所
在する数は京都市と並び全国最多となります。
○地区の概要
佐々並市は、慶長9年(1604)に萩へ入城した毛利輝元が萩藩内の
主要街道として整備した萩往還の宿駅の一つとして設置されたものです。
江戸時代の佐々並市は、往還沿いに62軒の茅葺の主屋が建ち並び、周
辺には田畑が広がっていました。町並みには藩主が休泊する御茶屋ととも
に、上級藩士などが宿泊する御客屋や人馬継立てをおこなう目代所(もく
だいしょ)があり、江戸時代を通じて、萩藩の宿場町として維持されてき
ました。
○地区の特色
地区は東西約850m、南北約1420m、面積約20.8haの範囲で、江戸時代の
佐々並市全域と、国指定史跡萩往還、及び往還沿いの棚田を含みます。
地区内には、幕末から近代にかけての茅葺や赤い石州瓦で葺かれた主屋
や土蔵、離屋等が約70棟残り、萩往還に沿ってまとまりある町並みを形
成しています。町並みへ下る往還沿いには棚田の石垣が多く残り、山から
集落に引かれた水路とともに、山間に立地する集落の独特な営農景観を形
成しています。
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【2】平成23年度まちづくり計画策定担い手支援事業の助成団体募
集について■■■
【都市・住宅整備課 企画調査係長 赤塚(内線6165)】
国土交通省では、市街地の整備改善につながる都市計画の提案を促進す
るため、地域におけるまちづくりの担い手となる地権者組織等を支援する
「まちづくり計画策定担い手支援事業」を、平成19年度から実施しており
ます。
このたび本事業について、4月12日(火)から5月13日(金)までの期間、今
年度の助成対象事業主体を募集することとしました。本事業を活用し、地
域の方々が自ら主体となって、地域の現状把握や課題の分析、目指すべき
防災性や住環境の検討など専門的な検討を行い、市街地の整備改善に有効
な地区計画素案を取りまとめて建築物の自律的な建替え等が促進されるこ
とにより、密集市街地等の整備改善が進むことが期待されます。
なお、平成22年度は全国で、22件の応募があり、審査の結果、22件の助
成を行いました。
詳しくは国土交通省のまちづくり計画策定担い手支援事業HPをご覧く
ださい。
http://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/ninaite/index.html
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【3】高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業の提案の募
集(平成23年度第1回)について〜国土交通省からのお知らせ〜■■■
【都市・住宅整備課 住宅・宅地係長 小尻(内線6185)】
この度、国土交通省においては、東北地方太平洋沖地震への対応を優先
させる等の理由から、4月4日から5月13日の間で予定していた「高齢者・
障害者・子育て世帯居住安定化推進事業」の募集については、延期するこ
ととなりました。
本事業の応募に向けて準備をされていた方には大変申し訳ありませんが、
ご理解をお願いします。
なお、募集開始の目処がつき次第、国土交通省ホームページ等で公表さ
れます。
※高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業とは?
単身高齢者・要介護高齢者の増加、障害者の地域生活への移行ニーズや
待機児童の増加等を背景として、高齢者、障害者及び子育て世帯(以下、
「高齢者等」という。)が安心して生活することができる住まい・住環境が
求められています。
このため、国土交通省では、高齢者、障害者及び子育て世帯の居住の安
定確保に向けた先導的な事業を支援するため、これらの事業の提案を公募
し、それらに対して補助をする「高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化
推進事業」を実施することとしております。
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【4】「春まつり」開催中!国営備北丘陵公園■■■
【都市・住宅整備課 公園係長 梅谷(内線6171)】
国営備北丘陵公園では平成23年5月15日(日)まで、春の花のイベントを
楽しむ「春まつり〜フラワーピクニック〜」を開催しています。
期間中は、サクラ、ビオラ、チューリップ、ポピーなど総数140万本
の花をご覧頂くことができます。また、手づくりの食体験、クラフト教室、
カナディアンカヌー体験教室など、家族で楽しむことができるイベントを
多数開催し、皆様のご来園をお待ちしています。
なお、無料入園日は5月4日(祝)、5日(祝)です。(5月5日は小中学生のみ
無料)また、65歳以上の方は半額(シルバー料金)で入園していただけます。
※駐車料金は別途必要です。大変な混雑が予想されますので、お早めにお
出かけ下さい。
詳細につきましては、次のホームページをご参照下さい。
http://www.bihoku-park.go.jp/
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【5】広島市民間建築物耐震診断補助制度について■■■
【広島市都市整備局指導部建築指導課長 若林 啓治】
広島市では、平成21年3月に「広島市建築物耐震改修促進計画」を策定し、
現状の耐震化率約80%を平成27年までに約90%に引き上げることを目標に、
耐震化を促進し災害に強いまちづくりを進めています。
この計画に基づき創設した「広島市民間建築物耐震診断補助制度」により、
耐震診断の補助を受けたい方の募集を行っています。
補助の対象となる建築物は、(1)次の@からCの要件を全て満たす緊急
輸送道路沿道(広島市地域防災計画において指定)の建築物〔@昭和56年
5月31日以前の着工、A多数の人が利用する病院・事務所・ホテルなど、
B延べ面積1,000u以上(幼稚園等・500u以上)で地上3階以上、C緊急輸
送道路沿道で地震時の倒壊などにより通行を妨げるおそれのあるもの〕と、
(2)前記(1)の要件のうち、Cを除く@からBまでの要件を全て満たす建築
物です。
補助率及び補助限度額は、耐震診断費用の2/3で(1)の建築物は300万円
を、(2)は150万円を限度に、各3件程度としています。
申し込みは、平成23年12月28日(水)までの間、広島市都市整備局指導部
建築指導課で受け付けていますので、所定の申請書をご提出ください。
この機会に、耐震化に向けた本制度をご活用ください。
なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1269577997387/index.html
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【6】「『新しい公共』の考え方による地域づくり」ホームページ開設■■■
【計画・建設産業課 計画調整第三係長 土井(内線6137)】
国土交通省では、 地域住民、NPO等の多様な主体による活動・協働が、
地域活性化等の公共的価値を含む領域を担うという、「新しい公共」の
考え方による地域 ・まちづくりの取り組みを支援しています。
今回、平成20年度、21年度に国土交通省が実施した「『新たな公』によ
るコミュニティ創生支援モデル事業」に参加した各活動団体の情報、また、
今年2月4日に実施した、活動報告会の様子などを紹介するホームページ
を開設しましたので、お知らせいたします。
http://www.cgr.mlit.go.jp/chiki/community/index.html
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皆様から、他の参考となるような独自の取り組み事例、随想等の記事を
募集しています。
記事の掲載希望及び送信先の追加、変更、ご意見・ご要望等について、
下記のメールアドレスへお寄せください。
<編集担当>
計画・建設産業課
計画・景観係長 田邉(内線6134)
mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp
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