生態湿地公園
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スイレン
スイレン科 スイレン属
多年生の水草です。スイレンには熱帯性と耐寒性のものがあり、生態湿地では耐寒性のものが育ちます。園芸品種は沢山作られ、5〜7月にかけて花が咲きます。スイレンの一種ヒツジグサは、日本で唯一の野生種です。有名な画家モネはスイレンを題材にした作品を多く残しています。花言葉は、「清純な心」です。
ツボスミレ
スミレ科 スミレ属
湿気のある場所を好む多年草です。別名ニホノスミレともいい、かすかな香りがあります。葉の形はハート型で、大工道具の隅壺の形に花の形が似ているので名がつきました。晩春から初夏にかけて咲きます。ツマグロヒョウモン(蝶)の食草です。この生態湿地では、タチツボスミレも観察できます。
セリ
セリ科 セリ属
別名 タゼリ、ミズゼリ、セェリ
湿地に生える多年草です。芹は、春の七草の一つで、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロと詠われています。新しい芽が沢山競り合って出ている様子から名がつきました。7〜8月枝先に白い小さな花をびっしりとつけます。全草、神経痛やリュウマチに効きます。花言葉は、「高潔」です。
チドメクサ
セリ科 チドメクサ属
湿った道端に生える常緑の多年草です。6〜9月、やや紫色を帯びた白い小さな花が咲きます。ノチドメとの違いは茎の先端まで地を這って伸びるところで、ノチドメは茎の上部が立ち上がります。茎の汁をつけると血が止まるので名がつきました。血止めのほかに全草を干して解熱や利尿に使います。
ギシギシ
タデ科 ギシギシ属
別名 ウマズイコ、イヌスイバ
湿ったところに生える多年草です。穂をゆするとギシギシと音がするのでつけられた名と言われています。スイバとよく似ていますが、スイバは葉の付け根がやじりの形をしており、ギシギシは丸いので見分けがつきます。ベニシジミ(蝶)の食草です。根の汁は、皮膚病を治す効果があります。花言葉は「忍耐」です。
イヌタデ
タデ科 タデ属
道端に普通に見られる1年草です。タデ食う虫も好き好きのタデはヤナギタデのことです。その他藍染に使うアイやホソバタデが辛さを利用して料理に使われます。イヌタデは辛味がありません。イヌは、ニセとかつまらないものの意味で使われます。6〜10月に花が咲き、昔は、花をバラバラにし赤飯といって遊びました。花言葉は、「あなたの為に役立ちたい」です。
ミゾソバ
タデ科 タデ属
別名 ウシノヒタイ、ミズソバ、カワソバ
湿ったところに群生する1年草です。高さは30〜80cmになります。葉の両面や茎に小さい棘状の毛があり、ざらざらします。この棘が固い仲間には、ウナギツカミやママコノシリヌグイがあります。溝に生え、ソバによく似ているので名がつきました。葉の付け根が左右に張り出して正面から見ると牛の顔に見えるので牛の額ともいいます。花は7〜10月に咲きます。
ヤナギタデ
タデ科 タデ属
別名 ホンタデ、マタデ
水辺や湿地に生える1年草です。越冬するものもあります。高さは40〜60cmになります。7〜10月にやや淡紅色の小さな花をまばらに咲かせます。よく繁殖するので水田では除去に苦労します。葉の先が尖り細長くてヤナギの葉に似ているところから名がつきました。若苗、葉、花茎は、辛味を利用して刺身のつまなど料理にもちい、茎葉は、毒虫刺され、食あたり、利尿、消炎に使います。
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