広島都市圏みちづくり懇話会
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議事要旨

1. 日時:平成17年4月11日(月) 15:00〜17:00

2. 場所:八丁堀シャンテ 2F パールの間

3. 出席者(敬称略・順不同)

広島市長 秋葉忠利
呉市長 小笠原臣也
東広島市長 上田博之
廿日市市長 山下三郎
広島商工会議所 副会頭 福田 督
中国地方総合研究センター 理事長 櫟本 功
広島県 土木建築部長 高野匡裕
中国地方整備局長 望月常好

4. 議事要旨

(1)広島都市圏の現状と課題について説明 詳しくはこちらから

(2)各出席者からの主な意見

秋葉市長

・人口や産業等にも視野を広げて議論するという方向を出していただいている。適宜まちづくりに焦点を合わせたり、道づくりに焦点を合わせたりということで考えさせていただきたい。

・広島の特徴として、デルタ内に人口が集中している点。また、全国的な特徴ではあるが、広島でも郊外部における高齢化率は高い。産業構造では、製造業が強い一方で、商業・サービス業は弱い。

・ビジター倍増計画にもあるとおり、住んでよく、訪ねてよい広島にしたい。そのために「水の都ひろしま」の様な新しい文化も重要。

・広島の特徴である民間で運営されている公共交通も大事にしていきたい。

・都市毎にそれぞれの強みや機能を分担して補完的な役割を果たしていくことが重要。

・東西の軸(広島南道路、東広島・安芸バイパス)や南北方向のアクセス(広島高速1号線)等については自動車専用道路網の構築に力を入れていく。

・共通の広域的な目標をうたうにしても、各市の長期計画等との調整は大変であるため、まずは、自由な議論をさせていただきたい。

小笠原市長

・広島都市圏の活力のためにもクレアラインの利用を促す方策を検討していきたい。

・瀬戸内海の多島美や野呂山等の魅力ある自然を活かすためには、入込客の移動をより円滑にするための、道路、船、軌道など総合的な交通ネットワークが必要。

・例えば、都会に出た地元出身者が、退職後に呉線沿岸部に移住できるようなまちづくりにするためには,広島都市圏での都市機能の分担を図る必要がある。そのためにも、道路や交通基盤が不可欠。

上田市長

・東広島の今日の発展は、道路、空港、軌道の地域交通網の整備によるものが大きい。

・広島都市圏が今後の都市圏間競争に打ち勝つためにも、周辺市の特徴的な産業や強みと、広島市に依存している高次都市機能を一体のものとして機能させていく事が重要。

・広島大学は、広島市の様々な企業と共同研究を進めているが、お互いの交流にかかる時間が課題。

・都市圏全体の交通網を早期に整備していくことが大変重要。

山下市長

・廿日市市のまちづくりにおいては、団地の少子高齢化対策、木材港の有効利用、合併を見越した宮島の観光、さらには1日2万人が通勤・通学している広島市への交通問題が重要。

・広島南道路(特に広島市内)を早く整備することが、広島県西部の大きな活性化につながる。

・廿日市岩国間の国道2号の慢性的な渋滞を少しでも緩和するため、一般有料道路である広島岩国道路の料金を高速道路並に引き下げていただきたい。

・自由に意見交換のできるこのような場を継続していただきたい。

福田副会頭

・広島都市圏の発展という観点で道路交通網の整備は質・量ともに不足しており、広島都市内の自動車専用道路網の早期開通が重要。

・一昨年度実施された高速4号線の料金割引社会実験等、様々なサービスの工夫を今後も積み重ねてほしい。

・広島市というコアと周辺を広域的に見ること、更にそれらを結節させていく事が重要。

・広島の魅力(スキーもクルージングもできる)を活かすために、試行錯誤しながら、様々な角度から検討すべき。

櫟本理事長

・広島県はGDPを見ても、その停滞が全国の中でも顕著であるが、その中でも特に広島市の占める割合が大きい。その原因は、卸売・小売業や製造業が減少し、サービス業が十分にのびていないからである。

・広島の地方中枢機能が変化してきている。これからは、広域サービス機能を充実させることが次の高次都市機能につながってくる。それには、人材を必要とすることから、人材・人に技術投資をする時代になり、そうなれば教育・研修機能が重要となってくる。

・4市長がお集まりいただけるというのは画期的なことであり、継続していくべき。

高野土木建築部長

・ネットワークの骨格となる部分(国)とそれを補完する部分(県)との連携が重要。

・広島都市圏の、人口が希薄な地域や瀬戸内海も併せ考えていくことが必要。

望月中国地方整備局長

・みちづくりだけでなく、まちづくりや国際競争力という点で港湾等も含め幅広い観点で議論していきたい。

・人口やGDP等様々なデータを集め、都市圏として何を目指すのか、共通の認識、戦略で動いていける状況を作る場づくりを整備局としてお手伝いしたい。

5. その他

懇話会の内容については、今回参加いただかなかった周辺市町の首長を含め広く知っていただくため、各出席者の了解のもと、ホームページで公開することとなった。

次回については、今後の議論の進め方について、各出席者と個別に相談した上で開催することとなった。

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