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平成16年12月9日

〜国道54号の舗装工事(横川・三篠・大宮地区)による効果〜
沿道の騒音改善結果報告


●国道54号の横川、三篠、大宮地区での舗装工事で、古くなったコンクリート舗装を取り壊し、新しく騒音低減の効果が高い排水性舗装を行いました。

●コンクリート舗装から排水性舗装への変更に伴い、沿道の騒音が工事前後で、約6〜9デシベル低減され、3地区共に環境基準値を下回る結果となりました。

●舗装終了後に沿道住民の方を対象に行った聞き取り調査の結果では、約7割の方から「以前より静かになった」との回答をいただきました。


3地区共に環境基準値を下回る結果になりました。
十日市地区(コンクリート舗装→排水性舗装)…夜間で 8デシベル 低減
(中区広瀬町1-19)工事完成H15.6.30 工事延長460m
※工事実施前:H13.12.4調査 工事実施後:H15.12.4調査
項目 単位 工事実施前 工事実施後 変化
騒音レベル 昼間 dB 72 65 -7
夜間 69 61 -8
三篠地区(コンクリート舗装→排水性舗装)…夜間で 9デシベル 低減
(西区三篠3-22-7)工事完成H16.7.30 工事延長360m
※工事実施前:H12.11.30調査 工事実施後:H16.11.16調査
項目 単位 工事実施前 工事実施後 変化
騒音レベル 昼間 dB 74 67 -7
夜間 72 63 -9
大宮地区(コンクリート舗装→排水性舗装)…夜間で 7デシベル 低減
(西区大宮1-1-1)工事完成H16.9.30 工事延長930m
※工事実施前:H12.12.10調査 工事実施後:H16.11.16調査
項目 単位 工事実施前 工事実施後 変化
騒音レベル 昼間 dB 75 69 -6
夜間 72 65 -7
環境基準値 昼間:70dB 夜間:65dB
(幹線道路を担う道路に接近する空間の基準値)
赤字:環境基準値未達成
青字:環境基準値達成
※昼間6:00〜22:00 夜間22:00〜6:00
※今回の低減効果は、コンクリート舗装から排水性舗装に改良したことによる効果で、普通アスファルト舗装から排水性舗装に改良した場合の低減効果とは異なります。

■生活騒音と騒音レベル

位置図


大宮地区
施行前 施行後

三篠地区
施行前 施行後


大宮地区で舗装終了後に沿道住民の方を対象に聞き取り調査を行いました。
聞き取り調査にご協力いただいた方の約7割以上から「静かになり良くなった」との回答をいただきました。
・主な意見
☆走りやすい道路になった。
☆家の揺れがなくなった。
☆振動・騒音共に感じなくなった。
☆水はけが良くなった。
☆夜窓を開けて寝ることができるようになった。
回答総数 上り線側 12人(内、良くなったと回答した人10人) 約8割
     下り線側 22人(内、良くなったと回答した人16人) 約7割
※調査は平成16年8月に実施しました。回答総数34


●騒音を和らげ快適な沿道環境
一般に自動車騒音といわれるものは、エンジン音に代表される機械系音とタイヤと路面から生じるタイヤ・路面騒音の2つに大別されます。
通常舗装【工事実施前】 排水性舗装【工事実施後】
タイヤ溝と舗装面の間に挟まれた空気圧縮音、膨張音が発生 舗装のすき間に空気が逃げ、音が舗装の内部に吸収され、タイヤと舗装面との摩擦による騒音が低減
●降雨時により安心して利用していただけます
・水たまりができにくく、水はねを軽減し、スリップが起きにくい
・水しぶきの発生を抑制し、停止線などの路面標示が認識しやすい
・沿道への水はねも抑制し、ドライバーだけでなく歩行者にも優しい




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