1)経緯等
平成16年12月22日に牛田駅構内SP4−1橋脚において、上部工(橋桁)を支える2つの支承のセットボルトが破断していることが確認されました。
この確認報告を受け、速やかに当該箇所の状況を詳細に調査し、応急措置を行い、以後、原因の究明と復旧方法の検討を進めてきました。
その結果、原因については、ボルトの破面状況調査や平成13年3月に発生した芸予地震時の加速度計測結果等から、芸予地震によるものと判断しました。また、復旧については、橋桁と支承を結ぶ役割を持つボルト(M24m/m)であるため通常は上揚力のみに対し設計が行われていますが、今回の復旧では横方向の力にも対応できるよう設計し、M33m/mのボルトで復旧することとしました。
なお、今回の原因究明および復旧方法の検討にあたっては、国土交通省国土技術総合政策研究所および独立行政法人土木研究所の橋梁の専門家に、現地調査をして頂くとともに、技術的な助言等を頂いております。
2)復旧方法
M33m/mボルト4本を両支承に設置(参考:破断ボルトM24m/m)
3)復旧作業スケジュール
復旧作業については、3月15日から準備作業に着手し、3月18日〜3月22日の間に本復旧作業を行うこととしています。
なお、復旧作業によるアストラムライン運行への影響はありません。
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