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道へのご意見・ご質問

今までいただいたご質問Q1-20

今までいただいたご質問(一部)
Q1.
アスファルト塗装はいつ頃から始まったの。また、塗装してある車道の下はどうなっているのですか。
Q2.
国道とはどんな道路のことをいうのですか。
Q3.
国道には番号がついていますが何号までありますか。
Q4.
国道は人や車の通行の他にどんな働きがありますか。
Q5.
国道の全体の長さはどのくらいありますか。
Q6.
国道のパトロールはどのようにしてやっているのですか。
Q7.
国道に関する相談はどこにしたらよいのですか。
Q8.
市道、県道、国道の区別はどうやっているの。また、管理はどこがやっているの。
Q9.
トンネルの中の「非常口」はどこへでるの。
Q10.
「広島 30km」などと看板に出ていますが、どこを基準にしているのですか。
Q11.
比治山トンネル入り口上部に取り付けられている波打ったガラスの様なものはなに。
Q12.
石畳の歩道は水はけが良さそうですが、耐久性はどうなのですか。教えて下さい。
Q13.
建設材料のうち環境を考えた素材があれば教えて下さい。
Q14.
道路って雨の水が歩道の方へ流れるようになっていて、歩く人や自転車など大迷惑。中央線の方へ溝を作って雨水が流れるようにはできないの?
Q15.
西広島バイパスのように無料で通行できる道路と有料道路があるのはなぜでしょうか?
Q16.
道路は一つ作ればすぐに満杯になり、なかなか追いつかないのですが、今後どのようにしてスムーズに流れさせるのでしょうか?
Q17.
渋滞というのはどのくらいからを渋滞というのか?
Q18.
河や海に橋が多い広島の主要道路には橋がいくつあるのでしょうか?
Q19.
アスファルトってどのくらいでやり変えるのでしょうか。
Q20.
大雨や台風・大水が出たりするとよく道に雨水がたまって、うまく排水されていないところがたくさんあります。設計が悪いからといわれていますが修正はしないんでしょうか?

→Q21からQ34はこちら

回答一覧
Q1.
アスファルト塗装はいつ頃から始まったの。
また、塗装してある車道の下はどうなっているのですか。
A1.
大正8年(1919年)に道路の基準(旧道路法、旧道路構造令など)が制定されるとともに、東京や大阪などの大都市を中心に幹線道路の計画がつくられ、アスファルト舗装による道づくりが本格的に始まりました。
アスファルト舗装は大きく分けて、アスファルトの混合物でできている部分、その下側の路盤と呼ばれる部分からできています。
アスファルトの混合物は、砂利(最大粒径約2センチメートル)と砂を混ぜ合わせたものに、約5〜7パーセントのアスファルトを熱して混ぜ合わせたものです。路盤は、舗装の基礎となる大事な部分。大中小の砕石や砂を混合し、すき間がないようローラーで締め固められ、上から伝わった重みをさらに路床(盛土)へと伝えます。
Q2.
国道とはどんな道路のことをいうのですか。
A2.
国道(正式には一般国道といいます)とは、高速自動車国道とあわせて、全国的な幹線道路網を構成する道路として政令で指定された道路のことをいいます。
Q3.
国道には番号がついていますが何号までありますか。
A3.
1号から507号まであります。
しかし、この番号のうち59号から100号までと、109号、110号、111号、214号、215号、216号の48路線は欠番になっていますから、実際には459の路線ということになります。
Q4.
国道は人や車の通行の他にどんな働きがありますか。
A4.
国道は、人や車の通行場所という役割のほかに、ガス・電気・電話・上下水道・地下鉄など、私たちの生活に欠かすことのできない施設を収容する地下空間としてのはたらきがあります。このほか、火災の延焼を防ぐ防災空間としてのはたらきや、緑豊かな都市を創造するなど環境空間としてのはたらきもしています。
Q5.
国道の全体の長さはどのくらいありますか。
A5.
国道の延長は、約5万キロメートルで、地球の一周と4分の1の長さです。
道路の延長
道路の種類 延長(km) 構成比(%)
高速自動車国道 5,410 0.5
一般国道 50,422 4.5
都道府県道 120,838 10.7
市町村道 948,642 84.3
1,125,312 100.0
Q6.
国道のパトロールはどのようにしてやっているのですか。
A6.
パトロールカーで定期的にパトロールして、道路の異常はないか、道路が不法に使われていないかなど、きびしい目で監視しています。
また、最近では、モニターテレビなどの情報機器を使って、常時、道路を監視するシステムなども取り入れられています。
なお、道路利用者から提供していただく国道についての異常や事故などの情報も、国道をまもるうえで大変有効にはたらいています。今後とも異常を発見したときは、情報の提供をお願いします。
Q7.
国道に関する相談はどこにしたらよいのですか。
A7.
現在、各地域で国道だけでなく他の道路を含めた相談などの総合窓口(道路110番といいます)を設ける試みを行っています。道路110番で利用者からの相談などを一括して受付けて、その道路をまもっている機関に伝え、そこで適切に処理することにより、利用者はどこがまもっているのかを知らなくてもよく、また窓口のたらい回しといったことは解消できます。
道路110番(TEL:082-288-8100)
Q8.
市道、県道、国道の区別はどうやっているの。
また、管理はどこがやっているの。
A8.
道路法という法律の中で道路の役割や性格によって分類されています。
国道は「主に県庁所在地や重要な都市を連絡する道路」、県道は「県内の市町村間や鉄道駅、空港、港湾を連絡するための道路」、市道は「国道、県道に連絡する日常生活に必要な道路」となっています。
Q9.
トンネルの中の「非常口」はどこへでるの。
A9.
高速道路の延長の長いトンネルでは、火災時などにトンネル内の運転者などがトンネル外に避難できるように、避難通 路を設置しています。これには、並んでいる上り線・下り線のトンネルをつなぐ通 路(「避難連絡抗」といいます)を設置し隣のトンネルから外へ避難したり救護活動をしたりできるようにしたものや、本線トンネルに並行して避難や救護等のための専用トンネル(「避難抗」といいます)を設け、本線トンネルとつないであるものなどがあります。いずれも「非常口」の扉を開けるとつながっており、トンネルの外への避難経路となります。
Q10.
「広島 30km」などと看板に出ていますが、どこを基準にしているのですか。
A10.
標識の設置場所から案内している目的地の中心地点までの道路に沿った距離で表示しています。この場合、目的地の中心地点とは市役所や町村役場の正面地点としています。市役所などが街はずれにある場所には、中心街や駅などの代表的な地点を基準にしています。ちなみに、広島市の場合は、やはり市役所前が起点となっています。
なお距離は、キロメートル以下を四捨五入して表示しています。
Q11.
比治山トンネル入り口上部に取り付けられている波打ったガラスの様なものはなに。
A11.
あれは、吸音タイプの遮音板なのです。材質は金属製で、この中にガラス繊維(グラスウール)が詰めてあり、それが音を吸収するしくみになっています。周辺地区への配慮とみなさんの快適なドライブのために、さまざまな工夫が施されているのです。
Q12.
石畳の歩道は水はけが良さそうですが、耐久性はどうなのですか。教えて下さい。
A12.
ご指摘のとおり石畳の歩道は水はけが良く、くつに水や泥が付きにくいと思います。その反面 、滑りやすい、ハイヒールの先が引っかかりやすいなどの欠点があります。
耐久性については、使用された石の耐久性と考えて頂いて良いと思います。基本的によほどの衝撃がないかぎり、石が割れるような設計はしていませんし、その耐久性は靴や自転車のタイヤの摩耗と石の摩耗とを考え合わせればすぐにお分かりになられると思います。
ちなみに、山口県に萩と防府をつなぐ萩往還道という石畳で整備された300年前の参勤交代のための道路がありますが、一度ごらんになって頂くと、当時の道づくりに対する熱意がしのばれます。
Q13.
建設材料のうち環境を考えた素材があれば教えて下さい。
A13.
建設事業は土木事業ともよばれるように、自然の土や石と木材を主体とする建設材料を昔から使っていますので、環境にはやさしい建設材料を使っています。また、現在多く使用しているコンクリートや鉄鋼についても、もともと無機物であることから、環境には影響が少ない材料といえるでしょう。しかし、砂や木材等の建設資材の確保のために過度の採取や緑地の減少など環境に影響があるのも事実です。
これらに対応するために、現在では循環型社会に対応すべく、リサイクル材料の使用促進や廃棄物の減量 化に努めているところです。
Q14.
道路って雨の水が歩道の方へ流れるようになっていて、歩く人や自転車など大迷惑。中央線の方へ溝を作って雨水が流れるようにはできないの?
A14.
道路の排水はご指摘のとおり、一般的には車道の中央を頂点とし、両側に向かって下り勾配として路面 排水を両側の水路で受ける形となっています。(図−1)
中央線の方へ雨水が流れるように作った事例(図−2)はあります。ただし、その場合は、車道が中央分離帯によって上下分離されていることや、追い越し車線の交通量が少ないなどの条件が必要となります。
お問い合わせの歩道は、「フラット歩道」と言われる歩道と車道の境界を示すブロックはあるものの、歩道と車道との段差がない構造と思われます。この構造は、市街地に多く、歩行者や自転車の通 行にも支障の無いように、また、沿線の車の出入りに便利なように施工されたものです。
ご指摘のように、道路に水がたまらないよう、車道部では排水性舗装、歩道部でも透水性舗装などを一部では施工しています。
Q15.
西広島バイパスのように無料で通行できる道路と有料道路があるのはなぜでしょうか?
A15.
一般道路の場合、揮発油税、石油ガス税などの皆様の税金(道路特定財源)で整備の財源がまかなわれていますが、限られた税金だけでは、多大な事業費を要する道路整備に対する皆さんの要望を実現するには長い年月がかかってしまいます。
しかし、現在の交通状況を考慮すれば、高速道路や自動車専用道路は早期に整備する必要があるため、財政投融資などの借入金を財源に道路を作り、完成した道路の利用者からの通 行料金で借入金を返済していく制度、すなわち有料道路事業を導入し早急に整備することとしています。
Q16.
道路は一つ作ればすぐに満杯になり、なかなか追いつかないのですが、今後どのようにしてスムーズに流れさせるのでしょうか?
A16.
都市部においては、急速な都市化と交通量の増加に道路整備が追いついていない状況にあります。そのため交通渋滞が深刻化し、沿道環境の悪化など様々な問題を引き起こしています。
交通渋滞の解決手法として、幹線道路、特に都市を迂回できるバイパス、環状道路の整備、交差点改良などによるボトルネック箇所*1の解消などの道路整備を進める一方、時差出勤・通学や、公共交通の利用を促進するパーク&ライドシステム*2の導入など交通渋滞を平準化したり、絶対量を抑制するような施策(TDM*3といいます)にも取り組んでいます。
また、レンタサイクルと急行バスを組み合わせた交通円滑化実験を行うなど、新たな施策の導入に向けて検討を行っています。
*1 ボトルネック箇所
道路網又は道路の一部区間において、ボトルの首の部分のように、交通容量が前後の区間に比べ小さいため、そこを流れる交通の妨げとなっている地点の事をいいます。
*2 パーク&ライドシステム
都心の外周部や都市周辺の鉄道駅などに駐車場を設置して、駐車場までは自家用車を利用し、そこから都心部までは公共交通 機関を利用するシステムをパーク&ライドシステムといいます。一般的にパーク&ライドという場合、鉄道への乗り継ぎを指します。その他、バスに乗り継ぐ場合はパーク&バスライド、自転車から公共交通に乗り継ぐ場合はサイクル&ライドといいます。
*3 TDM(交通需要マネジメント)
TDMとは、時間、経路、交通手段の選択や自動車の利用方法などの交通行動を変更することにより、道路交通混雑を緩和する手法のことで、時差出勤、パーク&ライド、レンタサイクルなどがあります。
Q17.
渋滞というのはどのくらいからを渋滞というのか?
A17.
渋滞とは、走行している車両が異常に集中し、徐行あるいは停止・発進を繰り返す長い車列が続いている状態をいいます。国土交通省では渋滞の実態を把握するために渋滞長調査を行っています。渋滞長調査では、自由走行ができず、徒歩速度(4km/時程度)以下になっている車両の最後尾を渋滞の末尾として調査を行っています。渋滞長調査の結果 から、都市部では最大の渋滞長が1km以上、または、通過に10分以上かかる交差点、郊外部では最大の渋滞長が500m以上、または、通 過に5分以上かかる交差点を「主要渋滞ポイント」と呼んでおり、渋滞解消のための施策を重点的に行うこととしています。
また、高速道路においては、本線上に2km間隔で設置されている車両検知器により車両の平均速度を計算し、平均速度が40km/時以下になっている長さを渋滞長としています。
Q18.
河や海に橋が多い広島の主要道路には橋がいくつあるのでしょうか?
A18.
広島市内全体で約2700橋(長さが2m以上のもの)あります。この内、広島市内の一般 国道には99橋、県道には約360橋あります。
Q19.
アスファルトってどのくらいでやり変えるのでしょうか。
A19.
アスファルト舗装の傷み具合は、交通量(特に大型車の交通量 )や気象、地盤などの環境条件により異なりますが、一般的には10年程度で更新しています。また、部分的な補修はその都度実施しています。
Q20.
大雨や台風・大水が出たりするとよく道に雨水がたまって、うまく排水されていないところがたくさんあります。設計が悪いからといわれていますが修正はしないんでしょうか?
A20.
道路を設計する場合、人や車を安全に通行させることを基本に考えます。大雨の雨水などをスムーズに排水させることは、交通 安全上だけでなく道路の保全にとっても大変重要な要素です。
雨水をスムーズに排水させる工夫は下の図のとおりですが、最近では車道部の排水性舗装、歩道部の透水性舗装などアスファルトの空隙を大きくして雨水を舗装内を通 して排水させ、路面に水がたまることを防ぐ工夫もしています。
ご指摘の件につきましては、悪いところの補修も含めてきめの細かい管理をしていきたいと思いますので、お気づきの点がありましたらお知らせ下さい。
また、道路に捨てられたゴミ等が配水管に詰まって排水を悪くするケースが増えています。道路を利用される皆さんにもゴミを捨てないようにご協力をお願いします。
*排水性舗装(低騒音舗装)
通常の舗装では、タイヤと路面の接触音が発生します。排水性舗装では石のすき間に空気が逃げるため、接触音が生じにくく走行音が減少します。また、石の隙間から排水されるため、水たまりもできにくくなり、スリップしにくく、水はねが少なくなるなどの効果 があります。
(排水性舗装イメージ図)

通常舗装

排水性舗装

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