平成16年度アウトカム・プラン

12のアウトカム指標で進めるひろしまの道づくり
 アウトカム指標は、全国版の「道路行政の業績計画書」と「広島県新道路整備計画」等をふまえつつ、「平成14年度広島県行政世論調査」による今後の道路行政への広島県民のニーズを考慮して、12のアウトカム指標を選定しました。また、全国版の「道路行政の計画書」の政策テーマでもある「活力」「暮らし」「安全」「環境」「道路行政」の5つに分類しています。

●アウトカム指標の選定
評価指標 指標の内容 指標選定理由 現況値(H15末) 目標値
H16まで H19まで

1道路渋滞による損失時間 渋滞がない場合の所要時間と実際の所要時間の差 道路渋滞の実態を数量的にわかりやすく表し、渋滞緩和を図るため、道路渋滞による損失時間を指標として採用しました。 9930
万人時間/年
(34時間/人)
1%削減 2%削減
2広島空港60分カバー圏 広島空港から60分以内に到着できる人口(面積)カバー率 現在、県内からの広島空港への平均所要時間は約70分となっています。県民アンケート調査による「望ましい所要時間」の平均的水準は40〜50分です。広島空港60分カバー圏を、アクセス改善のための指標として採用しました。 人口:48%
(面積:35%)
人口:48%
(面積:35%)
人口:49%
(面積:35%)
3広島港から高速ICmでの時間 広島港から高速ICまでの所要時間 広島港は、中四国における唯一の中核国際港湾です。広島港から高速ICまでの時間(神戸港と同水準の約20分)を、アクセス改善のための指標として採用しました。 西方面:37分
(廿日市IC)
北方面:37分
(広島北IC)
東方面:61分
(志和IC)
西方面:37分
(廿日市IC)
北方面:37分
(広島北IC)
東方面:61分
(志和IC)
西方面:37分
(廿日市IC)
北方面:32分
(広島北IC)
東方面:61分
(志和IC)
4産業団地から高速ICまでの20分アクセス率 産業団地から最寄りの高速ICまで20分以内で到着できる産業団地の割合 広島の基幹産業である製造業を支えるために、産業団地から高速ICまでの20分アクセス率を、アクセス改善のための指標として採用しました。 72% 72% 76%
5規格の高い道路を使う割合 全道路の走行台キロ占める自動車専横道路の走行台キロ 長距離交通などを、走行速度が高く、事故率も低い自動車専用道路等に分担させ、幹線道路・生活道路など本来の役割に見合った機能分担の適正化を図るため、規格の高い道路を使う割合を指標として採用しました。 16% 16% 17%


6主要旅客施設周辺等のバリアフリー化率 1日平均5千人以上の利用者のいる旅客施設周辺のバリアフリー化された道路の割合 交通バリアフリー法に基づき、主要旅客施設周辺等のバリアフリー化率を指標として採用しました。 32% 43% 82%
7広島市中心部における自転車利用環境の改善延長 自転車と歩行者を視覚的分離又は物理的に分離した延長 広島市は、自転車が鉄道、バス、路面電車等の公共交通機関とほぼ同じ割合で利用されていることから、中心市街地における自転車利用環境の改善道路延長を指標として採用しました。 5070m 6410m 7100m

8道路交通における死傷事故率 自動車走行1億台キロあたりの年間死傷者事故件数 交通安全の確保は交通分野における根本的かつ中心的な課題であることから、道路交通における死傷事故率を、交通事故の削減を図るための指標として採用しました。 114
件/億台キロ
113
件/億台キロ
109
件/億台キロ
9緊急輸送道路における橋梁震災対策率 第一次緊急輸送道路の内震災対策が完了している橋梁数/対策必要橋梁数 災害時には地域の緊急活動等を支援する道路を確保することが急務です。そのため、緊急輸送道路における橋梁震災対策率を、防災機能強化を図るための指標として採用しました。 22% 24% 28%
10事前通行規制区間等における代替路線の整備率 事前通行規制区間等における代替路線の整備率 大雨等の事前通行規制が行われた場合、周辺地域から孤立する地区も存在するため、代替路の整備など、規制区間の解消が必要です。そのため、事前通行規制区間等における代替路線の整備率を指標として採用しました。 18% 21% 27%

11夜間騒音要請限度達成率(直轄のみ) 環境基準類型指定地域が他指定地域または騒音規制区域いずれかの指定区間のうち、夜間騒音要請限度を達成している区間の割合 夜間騒音が要請限度を超えている地域では、生活環境が著しく損なわれています。幹線道路沿線での達成率が低いため、夜間騒音要請限度達成率を指標として採用しました。 54% 55% 56%






12アダプトプログラム参加団体数 参加団体数 アダプトプログラムは、地域住民、地元企業、自治体及び道路管理者等が協力して、道路の清掃美化活動を行い、地域住民の方々に道路に対する愛着を深めていただくものです。道路行政への住民参加を表す指標として採用しました。 151団体 160団体 230団体以上

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