アカマツ林の分布面積は、広島県が日本一!

右の図の赤い点は、日本の中のアカマツ林 の分布を示した図です。九州から東北の青森県まで、全国に広く分布しています。 下の表は、県別のアカマツ林分布面積、トップ5を示したものです。なんと、広島県は、アカマツ林の分布面積は日本一なのです。
順位 | 県名 | 面積(km2) |
---|---|---|
1位 | 広島県 | 3,700 |
2位 | 山口県 | 3,181 |
3位 | 兵庫県 | 2,569 |
4位 | 岡山県 | 2,060 |
5位 | 京都府 | 1,391 |
では、アカマツ林はどのような自然条件の場所に成立しているのでしょう。年平均気温と年降水量の分布と照らし合わせてみました。

- 年平均気温
- アカマツ林は、年平均気温が3.4℃から18.7℃の間にあり、平均値は13.2度と比較的温暖な場所に分布します。
- 年降水量
- 年間の降水量と比較すると、最小で689mm、最大で3935mm、平均では1840mmとやや雨量の少ない場所に分布しています。
アカマツ林は、本来の自然の姿ではありません。広島県では、かつては、製鉄や海水から塩をとるために、たくさんの燃料が必要とされ、山からたくさんの木が切り出されていました。
このような人の利用と、自然の条件が広島県の森林を作り出してきたのですね。