中国横断自動車道岡山米子線(米子~境港)

中国横断自動車道岡山米子線(米子~境港)

中国横断自動車道岡山米子線は、岡山県岡山市から鳥取県境港市に至る延長約128kmの高速自動車国道です。岡山自動車道、中国自動車道、米子自動車道が供用済、米子~境港間は未整備(調査中)となっています。岡山県岡山市から鳥取県米子市までの区間(延長約107km)は、平成9年3月までに暫定2車線で供用開始しています。

供用済区間は多くの区間が4車線となっており、残る区間もすべて4車線化事業中です。

地域、道路・交通の状況

物流・産業
災害
観光
医療
事故
渋滞

国道431号における朝ピークの状況

ルート帯案

米子~境港間の対策案について、3つのルート帯(案)を検討しています。

→ 横にスクロールできます。

項目 評価指標 【案①】東側ルート
国道431号の道路空間を
活用する案
【案②】中央ルート
都市拠点と物流施設の双方への
アクセス性、自然環境に配慮した案
【案③】西側ルート
既成市街地(人口集中地区)を
極力回避する案
整備概要 延長 約20km
※全線国道431号道路空間利用
約20km
(うち山陰道と重複する区間約2km)
約24km
(うち山陰道と重複する区間約7km)
政策目標の
達成程度の
比較
産業の活性化 境港への
定時性・速達性
(境港~米子IC)
  • 境港への速達性、定時性の向上が見込まれる
  • 境港への速達性、定時性の向上が見込まれる
  • 境港への速達性、定時性が向上する他案より劣る
信頼性の高い
ネットワークの確保
津波・河川氾濫時の
交通機能の確保
  • ・高架構造により浸水を回避し、第一次緊急輸送道路(国道431号)の代替性の確保が見込まれる
  • ・高架構造により浸水を回避し、第一次緊急輸送道路(国道431号)の代替性の確保が見込まれる
  • ・高架/盛土構造により浸水を回避し、第一次緊急輸送道路(鳥取県道47号米子境港線)の代替性の確保が見込まれる
広域周遊観光の促進 周遊性の向上
  • ・境港から鳥取砂丘への所要時間が短縮され、周遊性の向上が見込まれる
  • ・境港から鳥取砂丘への所要時間が短縮され、周遊性の向上が見込まれる
  • ・境港から鳥取砂丘への所要時間が短縮され、周遊性の向上が見込まれる他案より劣る
救急医療機関への
速達性の向上
第三次救急医療機関
への速達性・信頼性
(境港市~鳥取大学
医学部附属病院)
  • 境港市役所から第三次救急医療機関への速達性・信頼性の向上が見込まれる案③より劣る
  • 境港市役所から第三次救急医療機関への速達性・信頼性の向上が見込まれる案③より劣る
  • 境港市役所から第三次救急医療機関への速達性・信頼性の向上が見込まれる
交通安全の確保 交通安全性の向上
  • ・混雑が緩和し交通安全性の向上が見込まれる
  • ・混雑が緩和し交通安全性の向上が見込まれる
  • ・混雑が緩和し交通安全性の向上が見込まれる他案より劣る
配慮すべき
事項等の
比較
生活環境への影響 地域分断や
集落への影響
  • 人口集中地区への影響は大きいが、全線国道431号の道路空間を利用するため、他案に比べ地域分断や集落への影響は小さい
  • 人口集中地区への影響は大きいが、既存の道路空間を極力利用することで、案③に比べ地域分断や集落への影響は小さい
  • 人口集中地区への影響は小さいが、その他の地区は、別線整備となる延長が長く、地域分断や集落への影響が大きい
移転が必要となる
家屋等の数
  • ・国道431号敷地の拡幅となり、他案に比べ移転物件数が最も少ない
  • ・案③に比べ移転物件数が少ない
  • 人口集中地区の移転物件数が最も少ないが、その他の地区で移転物件数が最も多い
工事中の影響
  • ・人口集中地区における連続高架橋区間が最も長く、交通規制期間が長くなるため、他案に比べ最も工事中の影響が大きい
  • ・人口集中地区における連続高架橋区間が案①に比べて短く、交通規制期間が短くなるため、案①より工事中の影響が小さい
  • ・人口集中地区において現道上を通過する区間がなく、交通規制期間が短いため、他案に比べ工事中の影響は最も小さい
自然環境への影響
  • ケヤキ並木の撤去や、景観形成重点地域への影響が懸念される
  • 景観形成重点地域への影響が懸念されるが、その他の自然環境への影響は小さい
  • 水鳥公園や景観形成重点地域への影響が懸念される
事業費 4,300億円~5,300億円 3,500億円~4,500億円 3,700億円~4,700億円
維持管理費
  • ・全線高架のため他案より高価
  • ・案①より高架区間が短く安価
  • ・他案より高架区間が短いが、渡海部の橋梁があるため案②より高価

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